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政府は物価上昇率を5.8%に留めようとしているが、現会計年度末に6.2%へ到達する可能性がある。
ロンドンのBMIリサーチの報告によると、金融の流れの加速と日用品価格がこの先回復する影響で、物価上昇のリスクは上向きになっているという。
「次回1月の会議では、バングラデシュ銀行が上昇率を再び安定させていることを期待する」
「我々は現在の高い金融成長の中で、インフレによるアップサイドリスクにも光を当てる」
報告書にはこのように書かれている。
長期的な物価上昇率は継続して増加しており、6月には前年比8%増となった。
「長期上昇率の増加は生産投資に繋がっていない超過金融を反映していると考えている」
報告書ではこのように書かれている。
さらに今年の第1四半期時点で9.9%だった不良債権率は、緩慢な金融条件と非効率な国有企業に対する義務的な貸付により悪化した可能性がある。
だが金利を安定させるという決定は、バングラデシュ銀行の選択的緩和政策と相まって成長率に何らかの支援をあたえるかもしれない。BMIは2016年の前年比成長率を6.5%と予測する。
バングラデシュ銀行が1月に行った金利引き下げと、選択的緩和政策の拡大は、民間部門の金融成長を促進し、1月から5月の成長率は前年の3.7%から5.1%へ上昇した。バングラデシュ銀行は民間部門の金融成長が今会計年度目標の16.5%に向けて順調に進めるよう、特定部門には低価格で貸し付けを行う、選択的緩和を継続すると思われる。
「エネルギーインフラのような特定部門への選択的緩和が生産投資を刺激してくれると考える」
このような部門は完全に民間部門に残される場合、投資は十分ではないかもしれないとする。同時に輸出部門でも選択的緩和が見込まれている。国際需要が弱い中、各企業はキャッシュフローの問題に向き合っている可能性があるためだ。
「我々は2016年末の実質成長率が前年比6.5%になるという予測を維持する」
だが報告書では、選択的緩和がある程度の期間継続すれば、緩慢な金融条件は非生産的な企業への資本割り当てに繋がりかねないともする。
The Daily Star Aug 26 2016
http://www.thedailystar.net/business/inflation-may-reach-62pc-year-bmi-research-1275778
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #インフレ率
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