IMFのチーフがアラブの公的債務の高さを警告

[The Daily Star]2008年の世界的な金融危機以来、多くのアラブ諸国で公的債務が急増しています。これは、持続的に高い財政赤字が続いているためです。

IMFの専務理事クリスティンラガルド氏は、「残念ながら、この地域は過去10年間で世界的な金融危機やその他の大きな経済混乱から完全には回復していない」と述べた。

「石油輸入国の中では、(経済的)成長率が回復しているが、依然として危機前の水準を下回っている」と彼女はドバイのアラブ財政フォーラムに語った。

ラガルド氏によると、2008年以降の10年間で、アラブの石油輸入国の公債は国内総生産の64%から85%に増加したという。

これらの国のほぼ半数がGDPの90%以上の公債を抱えている、と彼女は言った。

6カ国の湾岸協力会議を含む石油輸出国の公債は、5年ほど前の原油価格の暴落により加速し、GDPの13%からGDPの33%に上昇した、とラガルドは述べた。

「石油輸出業者は2014年の劇的な石油価格ショックから完全には回復していない」と彼女は言った。

「緩やかな成長は続くが、見通しは非常に不確実である」

ラガルド氏は、温室効果ガス排出量の削減を規定した気候変動に関するパリ協定に沿って、石油生産国は今後数十年で再生可能エネルギーに注目すべきだと述べた。

IMFは先月、サウジアラビア - 世界のトップ原油輸出国 - およびより広い中東および北アフリカ地域の経済成長予測を、原油価格の新たな下落、低生産量および地政学的緊張のために下げた。

ラガルド氏は、サウジアラビアとアラブ首長国連邦による付加価値税(VAT)と物品税の導入を含む、支出と収益の改革の両方を歓迎した。

しかし、彼女はさらなる改革、腐敗防止対策、透明性を求めた。

「この地域への経済的な道筋は難しい。」と彼女は付け加えた。


Bangladesh News/The Daily Star 20190210
http://www.thedailystar.net/business/news/imf-chief-warns-high-arab-public-debt-1699948