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昨日、国内中の教育機関が反過激派の集会を開き、テロリズムについての認識や、この脅威に対する社会的抵抗を形成した。
教育機関で過激派の急増を止めるため、教育省からの呼びかけに応じた教師や生徒、保護者、地域のリーダー、ジャーナリストたちが集会に参加した。
今や教育機関はもっとも過激化の影響を受けやすい場所だ。ヌルル イスラム ナヒド教育大臣は、ダッカ大学のTSCホールで開かれた"テロリズムや過激派に抵抗するため、私たちが果たすべき責任"と題した討論会で話した。
「過激派たちは我々の心優しい生徒たちに狙いを定め、洗脳することで進む道を誤らせます」
ナヒド大臣は教師らに対し、生徒の面倒をよく見るよう訴えるとともに、生徒が10日連続で欠席を続けている場合、保護者に相談しなければならないと話した。
「誰かが生徒を唆して過激派集団に入れようとした時に備え、生徒があらゆる事をあなた方と共有できるよう、生徒と良い関係を築いてください」
ダッカ大学のAAMS アレフィイン シッディク副総長は全員に対し、良心と共に生き、独立戦争の精神に則った非宗教的なバングラデシュの実現を手助けするよう呼びかけた。
大学認定委員会(UGC)の会長アブドゥル マンナン教授は次のように話した。
「教師の中には過激派を後押しする者もいます。年に1つか2つの講義を持つだけで、一年中給料をもらっている者もいます。我々にはそのような"希少な"教師は不要です」
アサドゥッザマン カーン内務大臣はダッカ(Dhaka)のテジュガオンカレッジで開かれた会合に参加し、法執行機関は国内の過激派を後援している者達の身元を特定しており、過激派を逮捕するため定期的な取り締まりを行っていると話した。
チッタゴン(Chittagong)の反過激派集会では、イスラム教や独立に向けた奮闘の歴史についての真実の教育内容を広め、過激派に抵抗するよう若者らに呼びかけた。
チッタゴン工科学校で開催された"若者は過激派に抵抗せよ"と題された集会には、33の教育機関から生徒1千人以上と教師の代表者が参加した。集会はチッタゴン県とチッタゴン市自治体(CCC)が企画した。
道徳教育が欠けているため、生徒たちはロボットのようになりつつあるとCCCのAJM ナシル ウディン市長は話した。
ナシル市長は若者らに対し、学校内の過激派による活動を認識し、道徳的価値観について学ぶよう呼びかけた。
チッタゴン副長官のメスバー ウディン氏は生徒に対し、同級生の態度や振る舞いに変化が見られた時は行政に知らせるよう呼びかけた。
番組司会者のアブドゥール ヌール トゥシェールさんは、イスラム教には殺しの教えは存在しない。過激派の主目的は力を得ることで、イスラムの教えを打ち立てることではないと話した。
ピロジプール(Pirojpur)では、およそ500の学校やマドラサ(宗教学校)、カレッジがそれぞれの建物内で集会を開き、保護者らに対し子どもの面倒をもっとよく見て、ふるまいに何らかの疑わしい点を見つけた時は教師に相談するよう呼びかけた。
反過激派集会はシレット(Sylhet)やラジシャヒ(Rajshahi)、ロングプール(Rangpur)、タンガイル(Tangail)、シェルプール(Sherpur)の公立や私立大学でも開催された。特派員の報告によれば、過激派やテロリズムを追い出すため、一致団結が呼びかけられたという。
The Daily Star Sep 04 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/students-hold-anti-militancy-rallies-across-the-country-1280176
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #テロ #学生
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