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現在スラム住人の50%は合法な供給網から水を手に入れているが、残りも2017年12月までに供給網を利用できるようになる。ダッカ上下水道公社(DAWSA)のタクセム A カーン理事長が昨日話した。
カーン氏は国会記者クラブで行われた"住民に優しい水道運営について、市民の提案に関する意見交換会議"にチーフゲストとして出席し、首都人口のおよそ20%は非公式住居に住み、違法な水道接続に依存していると話した。
さらにこの水道供給網への受け入れが、市民に優しい水道運営を保証するという。会議はナゴリク・アディカール・サングラッカーン・フォーラム(Nasaf)が、資源集積センターとマヌシェール・ジョノ財団の支援を得て開催した。
北ダッカ市のジャヒルル イスラム マニク評議員によると、低収入の市民の多くは標準の手続きによる合法な水道接続が得られず、違法な接続を利用しているという。
違法な水道接続は供給源に漏れと汚染を招き、結果として他の人々が汚く、悪臭のする水をとることにつながるとマニク氏は話す。
バングラデシュジャーナリスト連合のアブドゥル ジャリル ブイアン前事務局長は、DWASAは低収入市民のため特別予算を保持すべきであり、でなければ彼らの基本的権利が損なわれると話した。
DWASA内にあると疑われる汚職を減らすため、強力な監視集団を設けるようブイアン氏は提案した。
スタンフォード大学バングラデシュ副総長M フェロゼ アーメド博士は、多くのケースでは貧弱な下水網の影響で首都を取り巻く川が汚染されているとして、DWASAが下水網の改善に力を入れるよう提案した。
DWASAはメグナ川やパドマ川の水を取り込んで処理する試みを実施しており、それが料金の上昇につながる。首都を取り巻く川を利用できれば料金は低く抑えられたままになるとフェロゼ博士は話した。
NasafのAKM カムルッザマン代表は、低収入市民やスラム社会のために地域サポート組織を設置することや、スラム向けの特別予算配分、低収入層に対する低料金体系、スラム住民対象の値引き、サービス配送過程全体での市民グループの関与などの提案を行った。
マヌシェール・ジョノ財団理事長のトファイル アーメド博士が会議を主宰した。
The Daily Star Sep 05 2016
http://www.thedailystar.net/city/legal-water-dhaka-slums-next-year-1280791
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #スラム #水
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