非衣料部門の工場調査

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確実に法令順守させるとともに職場の労働者の安全性を強化するため、政府は衣料品以外の部門の工場調査を開始する。

「タムパコの火災は我々にとってもう一つの大きな教訓です」
工場・建造物調査局(DIFE)のサイエド アーメド監察長官は昨日、電話でデイリースターに話した。
「職場の労働者の安全を確保するため、我々は衣料品以外の工場調査を始めます」

DIFEはラナプラザ崩落事故の後に設けられ、工場の職場安全と法令順守に責任を負っている。

労働雇用大臣と次官はともに、衣料品工場で進められている防火面、電力面、構造面の安全性改善の努力に倣い、それ以外の工場の視察を開始することに同意したとアーメド長官は話した。

だがアーメド長官はいつ視察が始まるかを直ちには言えなかった。
「視察を直ちに始められるよう、プロジェクト案を準備し、政府や他の協力機関に提出します」

2013年のラナプラザ崩落以来、外国調査機関アコードとアライアンスは2千ヶ所の衣料品工場を視察し、防火面、電力面、構造面の不備を詳しく調べてきた。

アコードやアライアンスに加盟していない2千ヶ所の衣料品工場は、政府と国際労働機関(ILO)の協力で視察が行われている。

アーメド長官によると、1138人の労働者が死亡したラナプラザでの事故以来、誰もが衣料品工場での安全確保に奔走しており、他部門の工場には注意が払われていなかったという。

アーメド長官は労働集約的な工場数には言及しなかった。そもそも、アコードやアライアンスのような外国機関は衣料品以外の部門に来ない可能性があるため、資金を調達することが難しいという。

アーメド長官によると、政府が調査に資金提供を行うが、1ヶ所の衣料品工場で完全な事前調査を行うには7千ドル(71万3千円)以上が必要だという。

衣料品以外の工場の大半は古いため、構造やボイラー調査が必須で、今すぐ調査が必要であるとアーメド長官は話す。

アーメド長官はテムパコの火災で被害を受けた人々に対する補償について、労働省は死亡した労働者の家族にそれぞれ20万タカ(26万円)の補償金を公表したと話した。

「被災者の方々には、最近設けられた労働者福祉基金から資金を提供します。査定の完了後、被災者の方々にはさらに多くの金額が払われる可能性があります」

アーメド長官によると、労働省職員や医師は補償を行うため、死傷した労働者のリストを作成しているという。

The Daily Star Sep 12 2016
http://www.thedailystar.net/business/govt-plans-inspect-non-apparel-factories-1284253
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #工場調査