自然災害被害国 第8位

【The Daily Star 】過去10年間、バングラデシュは自然災害による国民への被害が世界で8番目に多かった。国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)の世界災害報告書2018は述べている。

2008年から2017年にかけ、約3700万人が自然災害の影響を受けたという。

11日、IFRCとバングラデシュ赤新月社(BDRCS)はダッカで『世界災害報告書2018:誰も置き去りにしない』と題したプログラムを開催し、BDRCSのハフィズ・アーメド・モズムダー会長ら幹部が発表した。

しかし、報告書は過去10年間にバングラデシュが遭遇した自然災害のタイプと数を特定しなかった。

報告書は『災害の傾向とIFRCの洞察』の章で、暴風雨、極端な気温、洪水、地滑り、干ばつ、山火事、地震などの災害を分析した。

ブリュッセル(ベルギー)にあるルーベン・カトリック大学の 『緊急事態データベース』を使った報告書によると、過去10年間、世界では3751の自然災害が発生し、推定20億人に影響を与え、1兆6580億ドル(184兆164億円)の損失を与えた。

全災害のうち、アジアで発生したものが最も多く(40.6%)、被災者割合も79.8%、推定被害も45.4%と最大だった。

過去10年の被災数や被災者数はその前の10年より被災数で9%減、被災者数の29%減だったが、アジア地域の被害額は3266億ドル(36兆2484億円)から7522億ドル(83兆4844億円)と2倍以上増加した。

報告書によると、中国、米国、フィリピン、インド、インドネシアが過去10年間で最も頻繁に自然災害に見舞われた5カ国だという。

2008年以降、被災者20億人のうち、12億人(62.4%)が中国とインドだけで占める。この間の被災者数を見ても、ワースト7がアジア諸国だ。

報告書は被災者が必要な援助を受けられない可能性として5つの理由を特定した。
 「実際、被災者に会えなければ、人道的支援はできない」

「紛争や不安定な状況、あるいは被害を受けた国やドナーが創りだす官僚的対応や法律が障害となり、地理的または政治的理由で援助を届けるのが困難なコミュニティがある。これらすべてが人道的アクセスに深刻な課題をもたらす可能性がある」

バングラデシュに対するIFRCの2019年運営計画は、人道支援を必要とする350万人に、バングラデシュ赤新月社を通じて550万ドル(6億1043万円)の割当を行うという。

IFRCバングラデシュのアズマット・ウッラ代表は、報告書に述べられた脆弱で恵まれないグループを特定し、支援を届けるには、国際人道機関はBDRCSのような国内外の団体に投資しなければならないと話した。

Bamgladesh News/The Daily Star Mar 12 2019
https://www.thedailystar.net/city/news/bangladesh-8th-worst-hit-country-natural-disasters-1713913
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #自然災害 #国際赤十字赤新月社連盟 #IFRC