世界30位の経済国へ

世界30位の経済国へ
【Financial Express】バングラデシュは今後数年でGDPが1兆ドルを超え、世界30位の経済大国になるだろう。多国間投資保証機関(MIGA)のS・ビジェイ・ライアー副会長兼最高執行責任者は述べた。

「持続的な経済発展を確実なものとするため、特に成長に重要な分野であるエネルギー、インフラ、製造業、農業が、外国人から安全な投資先として見られることが不可欠です」

世界銀行グループの政治的リスク保険部門であるMIGAは、新興経済国への外国直接投資を促進するため、1988年に設立された。

MIGAの比較付加価値は、外国投資を誘致し、確保する能力にかかっていると同時に、これらの投資が確実に国全体の発展に貢献する触媒的役割を果たすことだと、ライアー氏はいう。

ライアー氏は現在ダッカで、エネルギーやインフラ、製造業、農業開発など重要産業への民間投資を強化する方法について、政府高官や国営・民間企業の上級幹部、金融機関、地域のビジネスリーダーと会合を開き、議論を進めている。

MIGAは現在ナルシゴンジ(Narsingdi)で、天然ガスから尿素を生産するエネルギー効率の良い肥料プラントの建設可能性を模索している。これは国内の尿素生産を増やし、農業生産を改善し、食料安全保障を強化し、環境汚染を減らすのに役立つとされている。

全般的な活動としてMIGAは、5億ドル(555億円)を超える活発な運用資産を使って、民間投資を発電に活用することに多大な貢献をしている。

これらのプロジェクトが完全に実施されれば、年間1万980ギガワット/時の電力を生み出し、国内供給業者から年間4000万ドル(44.4億円)の商品やサービスを調達し、650を超える直接雇用を創りだすと期待されている。

Bangladesh News/Financial Express Mar 13 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bd-poised-to-emerge-as-30th-largest-economy-miga-vp-1552458308
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #多国間投資保証機関 #MIGA #電力