bKashの支払いは13.9億タカ

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モバイルマネーサービス大手のbKashは、取引に使用している口座の持ち主へメッセージを送るため、携帯電話事業者に過去3年間で13億9千万タカ(約18億2千万円)を支払った。

モバイルマネーのユーザーはかねてから非構造化付加サービスデータ、またはUSSDチャネルを使用し、サービスを顧客に提供している。 USSDは携帯電話とネットワーク内のアプリケーション間でメッセージを送る移動通信技術だ。

バングラデシュではMFSプロバイダーズが携帯電話事業者と共に、MSS料金やUSSDの収益の7%のシェアを持つ。

USSDチャネルを使用するためにbKashは、2015年だけでグラミンフォンやロビ、バングラリンク、エアテルに、6億7千万タカ(約8億8千万円)を支払った。ネットワーク使用料の多くは、携帯電話産業を独占するグラミンフォンへ支払われているとbKashのザヘドゥル イスラム報道官はいう。

bKashは2014年と2013年にそれぞれ4億6千万タカ(約6億円)と、2億6千万タカ(約3億4千万円)を支払った。
「これは明らかにお財布ケータイが成長していく中で、携帯電話事業者の収益による利益への貢献が増加していることを示しています」

bKashは3650万人の登録者がいるモバイルマネー市場の90%以上を占める。

バングラデシュ銀行は、12以上のMFSプロバイダーは2016年の6月時点で、一日約70億タカ(約91億7千万円)の取引があったと報告した。

通信会社関係者はbKashに対し、顧客からサービスに対して100タカ(約131円))の収益を得たとすると、通信事業者には7タカ(約9円)しか入ってこない。bKashがもし13億9千万タカ(約18億2千万円)払ったとすると、bKashはモバイルネットワークを使用しながらそれにコストをかけずに198億5千710万タカ(約260億1千万円)を得たことを意味するとコメントした。

バングラデシュ通信事業者協会やAMTOBはバングラデシュ電気通信規制委員会に対し、MFS事業者がほとんどのサービスで料金を取っていないため、USSDの通信の86%とSMSの100%は無料だという案を提示した。

「bKashが顧客に料金を課さない通信が多くあるが、これらのやり取りはUSSDをソースとした事業者を使用している」
通信事業者の幹部は話す。

AMTOBは2015年の第4四半期だけで、4億4千900万タカ(約5億9千万円)の収益損失になったという。彼らはすべてのUSSD通信に1.5タカ、SMSには0.2タカを課すよう情報通信監査局に要請した。

通信事業者は政府と5.5%のシェアを持ち、1%はSOFによるものだ。これはこの部分から収益を失っていることを意味する。

一方でUSSDの料金が上がった場合、顧客に影響を与え、顧客はより多く支払わなければならないとMFSオペレータは話す。

情報通信監査局はUSSD料金の会合を出資者と開催した。

2011年に遡るモバイルマネーサービスの立ち上げ目的は、貧しい人や口座を持てない人達が、携帯電話で金融へアクセスできる環境を生み出すことだった。

The Daily Star Sep 12 2016
http://www.thedailystar.net/business/bkash-pays-tk-139cr-using-mobile-networks-1284244
翻訳:米澤 
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