【The Daily Star】バングラデシュ道路運交通局のデータによると、安定した政治情勢の中、経済活動の活発化を背景に、2018年の商用車販売は2万5980台(前年比10.65%増)となった。
広範な自動車業界全体における商用車部門の成長はトラック販売が牽引した。2018年のトラック販売台数は1万2663台で、1万363台だった2017年から22.31%増加した。
屋根付きバンは前年比10.68%増の5729台、トラクターは28%増の3553台だった。
一方、バスの販売台数は26.72%減の2755台、貨物車の販売台数は9.41%減の1280台だった。
「経済活動の活発化に伴い、ここ2、3年で商用車市場は拡大しています」
アイシャー(Eicher)トラックの販売代理店ランナーグループのハフィズル・ラハマン・カーン会長は、商用車の売上げが増加したことで経済成長が堅調となり、輸出収益が伸びたとした。
商用車分野の市場規模は10年前の200億タカ(264.3億円)から2017年の420億タカ(555億円)へと広がり、2018年には500億タカ(660.7億円)に達するだろうと話すのは、インド自動車大手タタの販売代理店ニトル・タタのアブドゥル・マトルブ・アーメド会長。
この10年間で市場は毎年15ー20%成長し、それに伴って市場のリーダーシップも変化してきたという。
90年代には、この分野は日本からの輸入品で占められていた。現在は比較的低価格で燃費が良いインドの商用車メーカーが制していると、市場関係者は述べている。
現在、インドの自動車メーカー、タタ、アイシャー、アショック・レイランド、マヒンドラが商用車市場を引っ張る。
「商用車の販売成長は経済の上昇を示しています」
商用車の輸入業者HNSグループのモハンマド・シャヒドゥル・イスラム会長はそう話す一方、高品質の商用車が大幅に不足しているため、交通事故や経済活動の混乱を招いているという。
「規格以下のエンジンを搭載した何十年も前の商用車が道路を走っています。私たちは効率的に商品を運ぶことで経済に貢献できる商用車を必要としています」
ニトル・タタのアーメド会長は、物流を動かし、人の移動を容易にするには自動車が必要なため、商用車の需要は伸び続けるという。
ニトル・タタは需要拡大に対応するため、キショルゴンジ(Kishoreganj)経済特区に35億タカ(46.3億円)かけて商用車製造工場を建設中だ。
Bangladesh News/The Daily Star Mar 25 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/sales-pick-economic-boom-1720030
翻訳:吉本
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