30万人に8人!

30万人に8人!
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シェルプール(Sherpur)県スリボルディ(Sribordi)郡保健総合施設は医者や職員不足のためうまく運営されず、地元の患者、特に病弱な患者は非常に苦しんでいる。

そのような状況のため、31病床の病院の患者は適切な治療や投薬をうけられない。

治療のため毎日平均300~350人が外来部門に、100~150人が救急部門にやってくる。だが治療する十分な医者がいないと郡保健家族計画官モハンマド・イブラヒム・ティトン博士はいう。

郡内30万人のために作られたその保健総合施設には、23部署に15人の医者がいる。

15人のうち8人の医者がここで働く一方、5人は代表の地位にあり、1人は出産休暇中、もう1人は許可なく長期間不在のままだという。

ジアウル ホク郡保健局医務官(RMO)はダッカの中央医療貯蔵倉庫(CMSD)で長く働き、他の4人は様々な政府病院の代表として働いている。

プロッタイ(Prottay)ハサン医務官が長期間許可なく職場に不在な一方、副外科医ビルクイス(Bilquis)スルタナさんは出産休暇中だとティトン博士は付け加えた。

病院には婦人科医リピカ・ゴーシュさん以外に専門医がいない。このため心疾患や脳出血の患者は、治療のためにシェルプール(Sherpur)県やマイメンシン(Mymensingh)県、ダッカ(Dhaka)県を紹介される。

病院に婦人科専門医がいるにもかかわらず、必要な器材が手術室になく、麻酔専門医もいないため、帝王切開を必要とする女性は病院で手術ができない。

加えて、看護婦は10部署に対して5人だけだとティトン博士はいう。

嘔吐と腹部の痛みの症状で2、3日前に保健総合施設に入院したヌーア・モハンマドさんは、病院が何の薬も出してくれなかったので、外の薬局ですべての処方薬を買わなければならなかったという。

病院責任者のモハンマド アニスル ラーマン博士は、医者不足と深刻な投薬危機がこの施設にあると認めた。

シェルプールの民間病院のモハンマド アンワル ホサイン医師は、人的資源不足と投薬危機を認め、保健総局にその問題についてすでに報告したが、まだ何の効果もないと話した。

The Daily Star Sep 21 2016
http://www.thedailystar.net/country/only-8-doctors-three-lakh-people-1287184
翻訳:アラトモ
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