アキジ、経済特区に投資

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アキジ(Akij)グループはマイメンシン(Mymensingh)県の経済特区でプラスチック原料を生産するため、3つの工業施設の建設に約150億タカ(193.3億円)を投資する。これによりプラスチック原料の輸入は減少することになる。

アキジはこれらの施設で現在輸入されているホルムアルデヒド、2軸フィルム(biax film)、化合物を形作る尿素を生産する。同社は経済特区を設立することに対し、バングラデシュ経済特区庁(ベザ:Beza)から事前資格審査の認可を受けた。

ベザのパバン・チョードリー長官は水曜日、ダッカ(Dhaka)のベザ事務所で、事前資格審査許可証をアキジグループのシェイク バシル ウディン社長に手渡した。

「これらの原料を輸入する必要がなければ、少なくとも100億タカ(128.9億円)を節約できる」
バシル社長は話した。

化合物を形作る尿素がプラスチック製品を製造する原料である一方、ホルムアルデヒドは樹脂を生産する原料だ。 2軸フィルムは食物やタバコの包装に使われる、薄くて透明なポリエチレンの一種だ。

アキジは経済特区で削片板や、中間密度の繊維板を製造する施設を建設することも計画している。

約110エーカーの土地で開発される特区は、国内外双方の起業家に適した場所なので、今後5年間で約2万人の直接雇用を創出するだろうと担当者はいう。

アキジグループは経済特区の施設に、ガスと電気が途切れずに供給されるよう政府に求めた。
「電気・ガス・水道の接続不足は、投資を呼び込むことの大きな障害となります」とバシル氏はいう。

アキジはこれから環境影響評価や実行可能性調査を行い、認可要件に沿って来年までに基本計画を立てる。

ここは民間会社によって開発される12番目の経済特区となる。 経済特区は国内の他の場所と異なり、特別な経済的規制をもつ指定された地域だ。経済特区に工業施設を建設することで、起業家は税制上の優遇措置を含む様々な恩恵を享受できる。

2030年までに100の経済特区を設立するというベザの目標に対し、民間部門は主要な役割を演ずるとチョードリー長官はいう。
「経済特区の少なくとも半分は、民間企業が設立する。電気・ガス・水道の接続の問題は2年で解決するだろう」

ナラヤンガンジ(Narayanganj)県で経済特区を設立するためベザは8月、メグナ(Meghna)工業グループに最終認可を与えた。

他に10経済特区を設立するため、国内の民間企業9社に事前資格審査許可証を与えた。AKカーン・アンド・カンパニー、アブドゥル・モネム株式会社、メグナグループ、ベイ(Bay)グループ、アマングループ、マイシャ(Maisha)グループ、ユナイテッドグループ、ユニークグループにそれぞれ1つずつ、バシュンダラ(Bashundhara)グループに2つだ。ベザは公共部門で4つの経済特区も設立している。ベザは2030年まで100経済特区で1千万人の雇用を創出し、400億ドルの商品やサービスを作り出す予定だ。

The Daily Star Sep 23 2016
http://www.thedailystar.net/business/akij-invest-tk-1500cr-three-plants-its-economic-zone-1288102
翻訳:アラトモ
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