ダンケーキ、生産倍増へ

ダンケーキ、生産倍増へ
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2年目を迎えるダンフーズは、シャバール(Savar)にある工場に新たに生産ラインを導入し、製造能力を2倍にする計画を立てている。
"ダンケーキ"のブランド名でデニッシュマフィンやパウンドケーキを製造するダンフーズは、新たな構想の下、来年の第1四半期までにドーナツやブラウニーといった新商品を導入する。

「我々は新たな生産ラインの導入に取り掛かっています」
ダンフーズのモハマド マーフズール ラーマン カーン工場長はいう。

ダンフーズは現在1本の生産ラインでマフィンやパウンドケーキを製造しているが、1万8千平方フィート(1672平方メートル)の製造エリアには4本の生産ラインを導入する余地がある。

ダンフーズは月に約140トンのマフィンとパウンドケーキを国内市場に供給する。

ダンフーズはデンマークのダンケーキとパンドゥガール株式会社の合弁により、2012年にバングラデシュに誕生し、昨年生産を開始した。初期投資は5億5千万タカ(7億900万円)だった。

バングラデシュはダンケーキにとってアジア最初の国で、ここからアジアの他の国々への進出を狙っている。

「我々は大きな期待を持っています。国内市場だけではなく、バングラデシュからの輸出によるアジアの他の国への進出も見据えています」

ダンケーキの中心的な強みは味と衛生さだ。最新鋭の機械により、卵を割るところからパッケージに至るまで、全てのプロセスが自動化されている。

温度さえも制御されており、従業員全員が厳しい衛生手続きに従う。

カーン工場長によると、製造には18種類の原料が使われており、卵と砂糖を除くすべての原料は外国産だという。

「ある原料は予め混ぜられて本部から来るため、誰も詳細を知りません」

レシピはデンマークから直接統制監視されているとカーン氏。ダンケーキは現在56人を常用雇用し、そのうち23人は製造に従事している。必要な時は臨時雇用を行う。

ダンケーキの歴史は19世紀にさかのぼる。パン作りの熱狂的愛好家ジェンス エスキルドセンは、デンマークのギブ(Give)という小さな町でパン作りを始めた。かつて母親が、子どものエスキルドセンのために最高のマフィンを作っている所を何年も見ていて啓発されたのだ。

1931年にその道を歩き始めた小さなパン屋は大工場となり、ダンケーキはスイスロールやマフィン、レイヤーケーキといった喜びを食品産業に贈りながら、パン作りの道を深く掘り下げている。

ダンケーキは英国には1894年、ポーランドには1990年、フィンランドには1992年、チェコ共和国には1992年、トルコには1992年、ロシアには1998年に進出した。ダンケーキはこれらの国全てで人々の心と味覚を魅了し、行く先々で人々の食欲を満足させることができた。そして今、バングラデシュでも。

The Daily Star Sep 26 2016
http://www.thedailystar.net/business/dan-cake-looks-double-production-1289758
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #お菓子