輝きを取り戻すカンタジ寺院

輝きを取り戻すカンタジ寺院
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ディナジプール(Dinajpur)県カハロル(Kaharol)郡の伝統形式のカンタジ(Kantaji)寺院が輝いている。南アジアの世界遺産を訪れる旅行者のためのインフラ開発プロジェクトの下、アジア開発銀行が融資した10億タカ(約12.9億円)による修復と用地開発作業の後、寺院は再びその美しさを誇示しながら、観光客を誘致する場所として、その地位を確固たるものにしようとしている。

2015年8月に開始された考古学部門職員監修の修復では、2.5億タカ(約3.2億円)が寺院の掃除に費やされ、今ではコケや地衣類は付着していない。残りの7.5億タカ(約9.6億円)はインフラ改善に使われた。

「寺院は、本当に素晴らしく見えます。寺院は以前より明るくて、よりきれいです。周囲のインフラも十分に開発されました」
2009年以来の2度目となるチッタゴン(Chittagong)からの旅行者レハナ(Rehana)ベグムさんはいう。
「
「私たちはすべてのテラコッタの飾り額をきれいにし、コケの再生を防いでよりよく保護するために、化学薬品で処理しました。スリランカで雇われた専門家が参加しました」
考古学部門の前責任者で遺跡管理者のシャフィクル アラム氏はいう。

損害を受けたほんの一部のテラコッタだけは修復できなかったとアラム氏は付け加えた。

訪問者や信者の利便性のため、トイレだけでなく寺院の周囲に歩道やベンチが設置され、同時に排水管が寺院建築物に沿って設置された。新しい照明は夜の寺院に新たな魅力をもたらした。

訪問者はやはり感動する。
「寺院は新たに焼いたレンガと同じくらい明るく見えます」
タクルガオン(Thakurgaon)県から訪れたラビウル イスラムさんはいう。

特にデパ(Dhepa)川に架けられた新しい橋を経由した寺院へのアクセス、そして寺院の美化で、ここ数ヶ月で旅行者数が増えた。地元のクリシュナ チャンドラ ロイさんはいう。

「以前は、寺院を訪問する人はわずかでしたが、この頃は毎日ほぼ千人の人がやって来ます」

駐車場、観光公社(Parjatan Corporation)休憩所、レストラン、そしてショッピングセンターなど、他の新しい施設の計画も進行中だ。

バングラデシュの最も印象的な考古学的遺跡の1つで、ヒンズー叙事詩や当時の複雑なテラコッタ表現で満たされた18世紀の寺院建設は、この地方の統治者マハラジャ プラン ナスによって着手され、息子ラジャ ラムナスの統治期間に完成した。

The Daily Star Sep 27 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/iconic-kantaji-temple-shines-beauty-1290391
翻訳:アラトモ
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