【Financial Express】港湾、通信、エネルギー、電力分野で進行中の5つの大規模プロジェクトの実施を促進するため、日本は新規融資パッケージの下、バングラデシュへ史上最高額の融資を行う。
国際協力機構(JICA)交渉団が第40次ODAの下、5つのプロジェクトに資金提供することを確認したと、関係者は述べた。
JICAは先週バングラデシュを訪問し、経済関係局(ERD)など全ての関係省庁と話し合い、融資先を決めた。
融資先に新しいプロジェクトはリスト化されなかった。これに関して関係者は、既存プロジェクトは膨大な作業量があるので、新プロジェクトに需要はないと見きわめたと述べた。
一方、譲許的(緩和された条件)融資金利の引下げや、猶予期間や融資返済期間の延長については現在も交渉中であるとした。これらは来(5)月予定されているJICA使節団の次回訪問時に最終決定するという。
「第40次ODA融資契約で提供される金額は、前回のODA金額を超えると予想しています」
ERDのシャヒドゥル・イスラム事務局長代行はそう述べたが、金額は明らかにしなかった。
JICAが出資するプロジェクトは、マタルバリ港湾開発プロジェクト、マタルバリ超臨界石炭火力発電プロジェクト、ダッカ大量輸送(MRT)開発プロジェクト1号線、海外直接投資(FDI)推進プロジェクト、エネルギー効率・省エネルギー推進資金プロジェクトの5つだ。
これらの既存プロジェクトは数十億タカ分の膨大な作業量を持っている。 JICAの融資はさまざまなプロジェクトの実施を促進すると、シャヒドゥル氏は補足した。
プロジェクトのうち、マタルバリ港湾開発プロジェクトは融資額の最初の融資を取得し、マタルバリ電力プロジェクトは5回目の融資を取得する。
MRT1号線プロジェクトとFDIプロジェクトには2回目の融資が提供され、ダッカ市内2本目の地下鉄と日本の経済特別区(SEZ)設置を促進する。
2018年6月に署名した第39次ODAパッケージでJICAは、6つのプロジェクトに対して18.3億ドル(2031億円)の融資を行った。バングラデシュ政府は10年の猶予期間後、1%の利率で、30年以内に返済しなければならない。
ERDは金利を0.9%に引き下げることと、ローン返済期間の延長を交渉中だ。現在の低中所得国となる前、バングラデシュは返済期間40年、0.1%利率の融資を受けていた。
日本は第39次ODAパッケージで、マタルバリ港湾開発プロジェクトに26.5億円、ダッカMRT6号線プロジェクトに792.7億円、ダッカMRT5号線実現可能性調査プロジェクトに73.6億円の融資を行った。
また、マタルバリ超臨界石炭火力発電所プロジェクト(4段階目)に673.1億円、ジャムナ鉄道橋プロジェクトに372.2億円、保健サービス強化プロジェクトに65.56億円の融資を行った。
Bangladesh News/Financial Express Apr 18 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/japan-set-to-give-largest-ever-loan-to-bd-for-five-ongoing-projects-1555558339
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #日本 #JICA
関連