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ジェナイダ(Jhenidah)県カリガンジ(Kaliganj)郡コラ(Kola)ユニオンダウラトプール(Daulatpur)村のカジ イムダドゥル ホクさん(43歳)は大きな挑戦をしている。7年以内にコラユニオン内22村の高齢男性から非識字を、独力で無くそうとしているのだ。イムダドゥルさんは様々な村の12仮設夜間学校のプログラムを終え、目標への歩みは既に始まっている。
「日中の仕事の後、本や備品をもってセンターに向かいます。高齢になってから読み書きができるようになるのは非常に嬉しい事です。イムダド(イムダドゥル)さんは私たちに素晴らしい事をしてくれます。私たちは彼を誇りに思います」
ダウラトプール村の農家ファズルール ラーマンさん(50歳)はいう。
「読み書き力を得られたのは幸運なことです。ついに私たちは読み、書くことができるようになりました。この先、文書に拇印を使う必要はありません。問題なく署名ができるのです」とカマルハット(Kamalhat)村のナゲン チャンドラ ダスさん(65歳)。
同じくイムダドゥルさんの教え子ダウラトプール村の農家ナウシェール アリさん(45歳)はデイリースターに対し、読み書きができるようになって良い事ばかりだったと答えた。
「これは喜ばしいことです。このような機会を持てたことに満足しています」
コラ中等学校のビジョイ ビスワス校長によると、イムダドゥルさんのお陰で全ユニオンの農家に友人ができたという。
「彼はユニオンから非識字を取り除くため最善を尽くしています。彼の努力はとても画期的です」
高齢男性たちの非識字と闘うという考えは、イムダドゥルさんが1999年にダウラトプール村に戻ってきたところから始まった。イムダドゥルさんはモダン・ファーマシューティカルズに3年間勤めていたが、家族の事情で退職を余儀なくされた。
8ビガの土地を地元の農家に賃貸ししたり、ミミズ飼育によるミミズ堆肥製造で収入を得たり、イムダドゥルさんは故郷に戻った後、比較的容易に家族の出費を賄うことができた。現在イムダドゥルさんは月に15モーンドの堆肥を製造し、1キログラム当たり10タカ(12.9円)で販売する。
経済的に自立できたことで、イムダドゥルさんには大きな時間的余裕ができた。暇な時間をどう使えばいいか、イムダドゥルさんは悩んだ。その時イムダドゥルさんは非識字と闘う決意をしたのだ。
2008年、イムダドゥルさんは最初の挑戦を始めた。イムダドゥルさんはダウラトプール村に、小規模農家52人が出席する夜間学校を設けた。彼らに基本的な読み書きと計算を教えるという目標はすぐに達成できたが、再び家族の事情で学校を続けられなくなった。
2014年、イムダドゥルさんが再び自分の使命を追求できるようになったとき、彼の努力は本格的に再始動した。3ヶ月間の夜間学校の初日、イムダドゥルさんは生徒たちが本やチョーク、石板を手に入れる手助けをしている。イムダドゥルさんがデイリースターに話したところによると、彼は生徒たちが勉強に集中しながら最低限の収入を得られるように、ミミズを無料で提供しているという。
「コラの男性のうちおよそ60%は読み書きができません。彼らをミミズの養殖で自立できるようにすることは、2021年までに彼らの識字率100%を達成するための一環です」
農家は毎日の過酷な肉体労働の後、マグリブの礼拝(日没直後の礼拝)を終えて学校へ来る。彼らはマットに座って授業を受ける。近くの人との雑談はクラスの楽しみでもあり、彼らにとって社会的な経験でもある。さらにイムダドゥルさんはその機会を利用し、公衆衛生や基本的な健康についての知識を提供し、誠実な精神を促進する。
「イムダドさんは我々の地域の模範です。彼は地元の農家に基本的な知識を与え、7年間で彼らの非識字を緩和しようとしています」
コラユニオンのアユブ ホサイン議長はいう。
「彼の役目は間違いなく気高いものです。このような誠実な行いは我々の社会にとって欠かせないものであり、我々はあらゆる可能な方法でイムダドさんを支援しなければなりません」
カリガンジ郡のムド アリフ ホサイン中等教育官が同意した。
The Daily Star Sep 29 2016
http://www.thedailystar.net/country/night-schools-joy-elderly-farmers-1291414
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #夜間学校
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