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バングラデシュは月曜日、機械で読み取れる国民識別(NID)カードを市民に配布し、テクノロジーの新たな節目へと到達した。
スマートカードの配布は、ダッカ(Dhaka)内の2つの市自治体とクリグラム(Kurigram)県の飛び地で既に開始されている。
〈スマートカード・サービス〉
国営バングラデシュ通信(BSS)の報道によると、スマートカード内のマイクロチップには一人の市民について、あらゆる情報が含まれているという。
カード所有者は銀行取引や納税者識別番号(TIN)、運転免許、パスポートといった22種類のサービスが受けられる。
〈もっとも際立った特徴〉
BSS報道によれば、スマートカードの安全性を保つため、25種類もの国際認証や国際水準が保障されているという。
国際水準と信頼性を確保するため、スマートNIDカードは3段20の安全特性が導入されている。
カードは5層構造のポリカーボネートを100%使用し、最低で10年間使用可能だ。
個人情報は通常のプリンターでは行えないレーザー彫刻で記録され、安全性を高めるため、透明なホログラムが組み込まれている。
組み込まれたチップにはその人物全ての情報が存在し、生体認証や写真は電子的な形式で保存されている。
このチップを用いて、さまざまなアプリケーションを実行することができるようになる。
チップは無作為に作られた他と重複しない10桁の数字が導入され、情報を使用するため、2次元バーコードと機械可読領域(MRZ)が用意されている。
データは国際的に受け入れられている国際民間航空期間(ICAO)の規格に準拠して構築された。
BSS報道によると、国内の現在の有権者数は約1億人だという。
8年前、合計で8105万8千人の市民がラミネート加工されたNIDカードを初めて受け取った。
選挙管理委員会の職員によると、スマートNIDカードは無料で配布されるが、所有者が2度カードを紛失した場合、再発行に一定の金額を支払う必要があるという。
Prothom Alo Oct 03 2016
http://en.prothom-alo.com/science-technology/news/123645/What-does-smart-card-mean
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #NID
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