米の価格上昇に苦しむ

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ラルモニルハット(Lalmonirhat)市場では過去2週間で米の価格が異常に上昇し、多くの低所得者層に通常の2分の1の食料での生活を強いている。

この事態で、政府の補助米に列をつくる人々の数が増えている。

政府のプログラムの下、ラルモニルハット県5郡の45自治体の5万6386人が、10タカ(13円)あたり30キロの米を受け取る。

町の様々な市場を訪れた特派員によると、等級の一番低い米が1キロあたり32~34タカ(約42~45円)で販売され、状態の良い米は約44~46タカ(約58~61円)だったという。2週間前はそれぞれ22~24タカ(29~32円)と34~36タカ(45円~48円)だった。

「米価が上がり、リキシャー引きで稼ぐ日当200~250タカ(約263~329円)では家族を養えません」
サダール(Sadar)郡カルマティ村のシャムスル イスラムさん(45歳)は話した。

農場で働くエタポタ村のアブドゥル ガフールさん(50歳)もまた、配給プログラムに並んで割り当てられる30キロの米を受け取ったが、5人家族を養うには全然足りないと話した。

ゴシャラバザールの米取引業者のラセル イスラムさんは、米価の異常な引上げで、この2日間、米の販売は落ち込んだという。

ラルモニルハット精米組合のアブドゥル ハミッド会長は、県内約465の精米施設では過去2週間の天候不良で困難に直面していると話した。

この2週間、天候不良で精米業者は十分な米を生産することが出来なかったとハミッド会長は補足した。

県の食物管理者ゴラム マウラ氏によると、受給証を持っている人達には、すでに1キロあたり10タカ(約13円)で販売され始めたという。

県内45自治体では、受給者は決まった量の米を、政府が定めた125配給者から購入することができる。マウラ氏は補足した。

The Daily Star Oct 05 2016
http://www.thedailystar.net/country/soaring-rice-prices-hit-poor-lalmonirhat-1294282
翻訳:米澤
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