今年のGDP成長6.9%

今年のGDP成長6.9%
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世界では経済成長が抑制されているものの、バングラデシュ経済は今会計年度、6.9%成長するだろう。国際通貨基金(IMF)が発表した。

IMFは火曜日にワシントンで公開された"2016年10月世界経済展望"の中で、次会計年度も経済は6.9%成長するとした。

IMFの予測は他の多国間銀行の予測とも合致し、政府が掲げる2016-17会計年度の成長目標にも近い値だ。

月曜日、世界銀行(WB)はバングラデシュの今年の経済成長を6.8%と予測した。

9月末にはアジア開発銀行(ADB)が、バングラデシュの国内総生産(GDP)成長を6.9%と予測している。

政府による今年度のGDP成長目標は7.2%だ。昨会計年度は民間投資が減速し、海外送金は少なかったものの、経済成長率は7.05%と見積もられている。

IMFによれば、世界経済は米国の景気後退や英国の欧州連合(EU)離脱投票を受け、抑制が続いているという。

IMFによる今年の世界経済の成長は3.1%であり、これは7月時点予測から変わっていない。

来年はロシアやブラジルなど、主要な新興市場の復調を背景に、成長率はわずかに伸びて3.4%になるだろう。

南アジアでは、インドのGDPは今年と来年、7.6%成長すると予測されている。これは世界の主要経済の中では最も早いペースだ。

パキスタンの経済成長速度は中期的に漸増し、2016年には4.7%、2017年には5%に達すると予測される。

スリランカは2016年と2017年のどちらも5%成長するとした。

ネパールの成長は現会計年度に4%だけ回復すると見込まれる。

「全体としては、世界経済は横ばいで動いてきています。2016年の成長見込みを、先進国ではわずかに引き下げ、他地域では引き上げました」
IMFのチーフエコノミストで経済カウンセラーのモーリス オブストフェルド氏は声明の中で述べる。

世界経済の回復力が今も弱く不安定であることや、直面している脅威を念頭に置き、IMFは再び経済成長を活性化させるとともに、成長をより平等で持続的なものにするため、包括的で継続的、協調的な政策面での緊急アプローチの必要性を強調した。

短期的な成長を支えるため、先進国の中央銀行は金融緩和政策を継続するべきだとIMFは述べた。

報告書によれば、金融政策単独では生産性成長の減速や人口の高齢化に悩まされている経済に活力を取り戻せないという。

「可能ならば、政府は不平等の緩和に歩みを進める一方、教育や技術、インフラへの支出を増やし、生産力の拡大に努めるべきです」

The Daily Star Oct 06 2016
http://www.thedailystar.net/business/gdp-growth-be-69pc-year-imf-1294702
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #GDP #IMF