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国内では農村部の酪農といった収益活動への女性参加が増えており、栄養の一次供給源である牛乳供給を国内中で支えている。
だが通常は男性が顧客との取引を行うため、多くの場合彼女たちの役割は明らかに舞台裏に忘れられている。
例えばプラン乳業は酪農専門農家3万1千件のネットワークを保持しており、これらの農家は7万8千頭の牛を飼う。農家の殆どは酪農により生計が変わった。
金銭的取引は男性が行うが、女性は酪農で重要な役割を担っている。
特派員はパブナ(Pabna)県チャトモホール(Chatmohor)や、シラジゴンジ(Sirajganj)県シャーザドプール(Shahzadpur)やバガバリ(Baghabari)のプラン乳業の酪農ハブを訪れ、関係者らに話を聞いてこのシナリオを知った。
リリー カトゥンさん(35歳)はそんな舞台裏に立つ一人だ。リリーさんはプラン乳業がチャトモホールのバルシャリカ(Barshalikha)村に設けた収集センターへ牛乳を送っている。
プラン乳業登録農家のリリーさんは、たった1頭の牛でこの仕事を始めた。今は10頭の牛を飼っている。
「このうち3頭から、1日35リットルの牛乳を搾ります」
リリーさんは牛乳を収集センターに売ることで、週に1万タカ(1万3200円)から1万2千タカ(1万5900円)の収入を得ている。
プラン乳業は牛乳の仕入れ量を現在の1日15万リットルから、今後5年間で100万リットルへと拡大することを目指している。
同社は国内北部地域を中心とした12県に広がる3万1千軒の契約農家から、15万リットルの牛乳を仕入れている。
プラン乳業のラキブール ラーマン酪農(拡大)チーフはユナイテッドニュースバングラデシュ(UNB)に対し、地域には自家用牛乳の需要を満たすためだけに牛を飼育している人が存在し、こういった苦境に立たされている農家は酪農を主要な収入源として考えてはいなかったと話した。
「結果としてバングラデシュは、需要を満たすため、大量の粉乳を輸入しなければなりません」
この莫大な需要を満たすため、プラン乳業は2001年に牛乳の仕入れを開始した。
プラン乳業はこの産業に、"酪農ハブ"という新たな理念を生み出したとラーマン氏はいう。
「その後、この理念に良い反応が得られました」
「現在まで5つの牛乳生産地域(酪農ハブ)が設けられました。これに加え、いくつかの代理店もプランに牛乳を供給しています」
現在12県から牛乳を仕入れている。
「我々は酪農家の人々を刺激するために支援を行っています」
パブナ県チャトモホールにあるプラン酪農ハブの責任者ジャキルール イスラム氏は話す。
近代的な知識が牛乳生産量を増やす助けになったとイスラム氏。
「我々は酪農ハブで、ワクチンや治療、薬を無料で提供しています」
ラーマン氏によると、プラン乳業は124ヶ所の牛乳収集センターを持ち、これらのセンターは酪農家のすぐ近くに設置されているという。仕入れた牛乳はナルシンジ(Narsingdi)の工場に運ばれる。
The Daily Star Oct 10 2016
http://www.thedailystar.net/business/womens-participation-dairy-farming-rises-1296646
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #農業
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