さよならドゥルガー

さよならドゥルガー
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ヒンドゥー教徒たちの祈りと嘆願により、女神ドゥルガーはこの世界に現れた。ドゥルガーは昨日、数日間を信者たちと共に過ごした後、4人の子と共に夫の住居であるカイラス山に向けて出発した。

来年もドゥルガーを迎え入れるため、信者たちはドゥルガーの偶像を水に沈め、彼女に別れを告げた。

ヒンドゥー教最大の祝祭はこれをもって終わりを迎えた。

信者たちにとり、この日はダシャミプージャ(Dashami Puja)から始まり、偶像を水に沈めて終わる。バングラデシュプージャ協会次官補のニルマル クマール チャッテルジー氏は話す。

「女性たちは"朱"をドゥルガーに捧げ、その一部を次のダシャミまで保管します」

その後、彼女たちは互いに朱を塗りあうのだ。

ドゥルガーはヒンドゥー教で最も広くあがめられている女神だ。ドゥルガーは宇宙の母で、思いやりや愛、美の化身であるとされる。
ドゥルガーの崇拝を通じて信者は、地球上のあらゆる悪は滅ぼされ、天国に変えられるという確固たる信念を表明する。

ドゥルガープージャ(Durga Puja)はダッカ(Dhaka)内229ヶ所を含む国内2万9395ヶ所の仮設、または常設寺院や祭壇で催された。

ダッカでは数千人の信者がドゥルガー偶像を水に沈めるため、偶像を運ぶトラックの列と共に近くの川へ向けて行進した。

50台ほどのトラックが午後、パラシ(Palashi)近くに到着した。午後4時ごろ、偶像をブリガンガー川に沈めるため、ワイス(Wais)ガート(Ghat:河岸階段)へ向けて出発した。

「午後5時10分頃、ワイスガートに到着してまもなく、偶像を沈め始めました」
午後9時には全ての偶像を沈め終えたとニルマル次官補。

ニルマル次官補によると、カラバガン(Kalabagan)やバナニ(Banani)、グルシャン(Gulshan)から来た偶像はトゥラグ(Turag)川に沈められたという。

特派員報告によると、チッタゴン(Chittagong)県やコックスバザール(Cox's Bazar)県ではヒンドゥー教徒たちが偶像を沈めるところを見に集まったという。

The Daily Star Oct 12 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/adieu-durga-1297768
翻訳:長谷川
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