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ユネスコの世界遺産センターは、バングラデシュ-インド友好ランパル石炭発電所の世界遺産付近の建設を受けて危機にさらされている世界遺産リストに、シュンドルボンを追加するかどうか検討している。
「バングラデシュ当事者は、2016年12月1日までに遺産保護の現状を1ページにまとめた概要を含めた進捗報告を提出するよう、世界遺産センターに求められていました」
火曜日、ユネスコが会見で述べた。
"危機にさらされている世界遺産リストへの追加可能性について"進捗報告書は、2017年、第41会世界遺産委員会で審査される。
シュンドルボンは1997年にユネスコの世界遺産リストに登録され、来年20周年が祝われる。
ユネスコは記者会見で、世界遺産センターと国際自然保護連合(IUCN)はこの象徴的な地域の保全性を評価するため、反応観察調査を行ったと述べた。調査団はボンで開かれだ2015年の委員会で、世界遺産委員会に求められた。
「調査団はランパル発電所の建設によって考えられる影響を見直し、気候変動のリスクを査定し、船での船舶輸送の安全性を含めた全体の運営システムを評価することを課された。調査団は計画中のランパル発電所を訪れ、さらに2015年の貨物船事故と、2016年の石油流出の現場も訪れた」
今週、世界遺産センターと国際自然保護連合はこの調査報告書を発表した。計画中の1320メガワットのスーパー火力発電所となるランパル発電所は、この地の深刻な脅威だと結論付けられたことが会見で述べられた。
調査チームは発電所建設に関係した鍵として、4つの懸念を認識していると補足した。空気の流れによる灰の汚染、廃水や石炭を燃やしてでた灰による汚染、輸送と土砂を取り去る土木工事の増加、産業やインフラ開発に関連した累積的な影響だ。
代表団はランパル発電所プロジェクトを中止し、適切な場所への移動を勧告した。
シュンドルボンへの淡水の流れは劇的に減少しており、エコシステムの全体的なバランスを脅かす沈泥や、塩分の大幅増加という結果につながると報告書は結論づけた。さらにこの場所は沿岸部の開発増加による、全体的な影響についての透明性のある包括的な評価が欠けているとされた。
報告書ではシュンドルボンへの十分な淡水の流れの確保を早急に行うことを勧め、社会経済開発と保護の間の維持可能なバランスを確保できるようエコシステムの環境収容能力を考慮した総合的な運営計画を求めた。
Prothom Alo Oct 19 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/125697/UNESCO-mulls-over-inscribing-Sundarbans-as-World
翻訳:米澤
#バングラデシュ #ニュース #シュンドルボン #ランパル発電所
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