メグナ川に浸食される中州

メグナ川に浸食される中州
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メグナ川による過去数年間の浸食により、ノアカリ(Noakhali)県のボイアールチャー(中州)に生え、ジャウ(jhau)として広く知られるイチイの木約6千本が倒壊し、さらに2万2千本が危機に瀕している。

森林局によって植えられたこれらの木だけではなく、ボイアールチャーやハティヤ(Hatiya)郡内のチャー西側にあるタンキール(Tankir)地区の堤防や住居、農地も浸食の脅威を受けている。

ノアカリ森林局の担当者によれば、水資源開発庁(WDB)によるプロジェクトの下、堤防を保護するため2010年から11年にかけてノアカリ沿岸森林局が植林プログラムを実施し、川の土手に約2万9千本のイチイが植えられたという。

植林の受益者アブドゥル ジャリルさんとマンナン ブイヤンさん、ニザム ウディンさんによると、堤防は5年ほど前にボイアールチャーのタンキールカールを保護するために造られたという。

彼らによれば、イチイの植林地帯は4年ほど前に川の浸食が始まった際に脆弱になり、潮水がこれらの木々を根こそぎにしていくという。また多くの住居や農地が川に浸食されたという。

ハラニ(Harani)ユニオンのムシュフィクール ラーマン行政官によれば、ボイアールチャーでは過去4年間に少なくとも500世帯が浸食で家を失ったという。浸食を止めるために行動することになっていたWDBは、この件に関して有効な手立てを取らなかった。

ムシュフィクール行政官によれば、ハラニユニオン議会はこの問題について、ハティヤ郡議会議長や郡行政官、地元議員に知らせているという。

郡議会のマーブーブ モルシェド議長によれば、郡議会は月例会議でボイアールチャーの浸食問題を何度か議論しており、関係当局に対して必要な処置を取るよう求める書面を送ったという。

ノアカリ管区森林官のアミール ホサイン チョウドリー氏が日曜日に話したところによると、浸食によって約6千本のイチイが倒壊したという。

アミール氏によれば、現在までに約5700本のイチイがメグナ川に飲み込まれ、毎日さらに多くの木が流されるという。現時点でイチイ植林地全体が脅威にさらされており、WDBはこの問題について知らせを受けとった。

WDBの幹部技師ザヒドゥール ラーマン氏によれば、WDBはボイアールチャーを含むハティヤ郡内の幾つかの浸食地域を訪問したという。この件に関して必要なデータは整っており、本部に送った。

ザヒドゥール氏によると、WDB本部が計画を承認し次第、この地域の浸食を防ぐために必要な措置が取られるという。

The Daily Star Oct 20 2016
http://www.thedailystar.net/country/6000-jhau-trees-destroyed-22000-under-threat-meghna-erosion-1301278
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #メグナ川 #中州