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最新の研究は、大多数のイスラム教の国で海外出張するビジネスマンが増えるため、ムスリム(イスラム教徒)のビジネス旅行市場は2020年に220億ドル(2兆829億円)になると予測する。
ムスリムの出張旅行者は2020年には10%増え、1億6800万人になるだろう。ムスリム旅行者は合計で220億ドル使う。マスターカードとクレセントレィティングの研究はそう述べた。
昨日シンガポールで開幕した“旅行の中のハラル-アジアサミット2016”で、この研究報告が発表された。2015年の世界のムスリム旅行市場は150億ドル(1兆5622億円)だった。
マスターカードとクレセントレィティングのムスリム出張旅行の研究は、アジア太平洋、アフリカ、欧州、米国を含む世界中のムスリムの出張旅行の行動や嗜好を見る。
調査報告書はマレーシアやシンガポール、米国、南アフリカ、カタール、スリランカ、英国、インド、カナダ、オーストラリア、ドイツ、デンマーク、パキスタンなどを含む世界各地の、頻繁に出張するムスリム旅行者へのオンライン調査やインタビューが基になっている。
出張の主な理由は会議や展示会の出席(57%)、クライアントとの面談(45%)、将来のクライアントとの面談(44%)で、平均出張日数は3~4日間だ。
「ムスリムの出張旅行市場は、大きく成長することが見込まれるニッチ市場です」
クレセントレィティング&ハラル旅行のファザール バハーディーン最高経営責任者(CEO)は声明の中で述べている。
CEOは旅行業界は近い将来、出張旅行に関連した商品に積極的に反映させることができると述べた。
東南アジアマスターカードのアイシャ イスラム消費者向け製品担当副社長は、ムスリム出張市場はインドネシアやマレーシアなどの新興国の成長と並行し、今後2年以上にわたって拡大し続けることが予測できるという。
「この市場に初めて参入する旅行業界の当事者たちは、マスターカードとクレセントレィティングのムスリム出張旅行の研究の恩恵を受けるでしょう」
研究ではムスリムの出張旅行者の38%は1度の出張で2~5千ドル(20万8千~52万1千円)使い、44%は2千ドル未満だということが明らかになった。
出張する人にとって空港で最も重要なサービスベスト3は、お祈りできる施設があるか(78%)、ハラルの食事が食べられるか(71%)、Wi-Fiがあるか(67%)だった。
飛行機の予約では、ハラルの食品の提供と航空運賃が最も重視する事項だった。
回答者の大多数(70%)はラマダン中の旅行を避けている。
ムスリム観光客を誘致する二大地域はアジアと欧州で、旅行市場の87%を占める。
旅行を計画するとき88%がオンライン情報に頼り、44%が家族や友人にアドバイスを求める。
2人に1人は、会社や代理店に依存せず、自分で航空券やホテルを手配する。
The Daily Star Oct 21 2016
http://www.thedailystar.net/business/muslim-business-traveller-market-be-22b-2020-study-1301941
翻訳:吉本
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