外国直接投資9.27%アップ

外国直接投資9.27%アップ
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外国投資(FDI)は既存企業の再投資向上により、2015-16年度前年比9.27%増加した。

中央銀行のデータによると、前年同期18・3億ドル(1902億円)だった昨年度の純海外直接投資は20億ドル(2079億円)だった。

外国投資は株式、利益の再投資、社内融資の3つのカテゴリに分けられる。

昨年度、自己資本や新規投資は前年より4.35%減少し、5億500万ドル(525億円)だった。だが利益の再投資は1%増え、11.5億ドル(1195億円)とわずかに伸びた。

社内融資は前年比倍増以上の、3.44億ドル(358億円)だった。

実際のところ最近のFDIの50%以上は、既存企業の再投資だ。

これは外国企業がビジネスを通じて十分な利益を確保し、自信を高めているという正のサインを示していることに他ならない。
世界銀行(WB)は今月初旬リリースしたレポートで述べている。

一方、FDI流入の総株式に対する自己資本寄与の減速指標は、新たな投資家がバングラデシュに投資する動きが鈍っていることを示すと、バングラデシュの開発に関するレポートの更新版は付け加えた。

WBのコメントは、新規外国投資が約10%下落したのと同時に発せられた。

個人投資家はインフラ不足、土地の少なさと高価格、腐敗、政治的不確実性、セキュリティへの懸念などから、バングラデシュへの投資を思いとどまっているとレポートは述べている。

深刻なガスや電気不足が、新規事業に困難な状況を作り出してしまう。

現在約2千の新規事業が電気の接続を待っている。

新しい投資に対して遅延というデモンストレーション効果は、ネガティブな方向性へ向かうとWBは述べる。

工業目的の土地の少なさや高価格は、結果として投資コストを上昇させた。
「これは多くの大企業を投資から遠ざけてしまっている」

最新のビジネス指標では、快適さがほとんどないとWBは述べている。

バングラデシュは電力取得や建設許可、不動産登録、契約を執行するインド、スリランカ、パキスタン、ネパール、タイ、韓国などに後れをとったままだ。

2013-14年度と2014-15年度の政治的混乱は投資家に悪影響を与え、最近のテロリスト攻撃により、投資家の信頼回復が遅れている。

将来そのような攻撃の恐れを和らげることができないなら、バングラデシュは国内外両方の投資家の関心を失ってしまうとWB。
2015~16年度のバングラデシュFDI総収入は25億ドル(2598億円)だったが、およそ4.99億ドル(519億円)の海外直接投資の引き上げ後、20億ドルになった。

だが2014~15年度と比較すると、投資引き上げ金額は去年より減った。2014~15年度の引き上げ投資額は6.91億ドル(718億円)だった。

昨年度FDIとして米国から4.5億ドル(468億円)、英国から3.07億ドル(319億円)、韓国から1.38億ドル(143億円)、シンガポールから1.32億ドル(137億円)、香港から1.26億ドル(131億円)、ノルウェーから1.13億ドル(117億円)、マレーシアから1.12億ドル(116億円)、インドから8800万ドル(91億4637万円)流入した。テキスタイル、テレコム、金融、ガス、石油、電力部門にFDIの73%が流入した。

The Daily Star Oct 24 2016
http://www.thedailystar.net/business/fdi-rises-927pc-1303174

翻訳:吉本
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