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国立データセンターの建設は2017年までに完了する。この1億5400万ドル(160億8222万円)のプロジェクトを進める中国の通信大手ZTEコーポレーションの最高幹部の1人が話した。
政府が支援するセンターの建設を、ガジプール(Gazipur)のカリアコイル“ハイテクパーク”で開始した。そう話したのはZTEコーポレーション・バングラデシュの最高マーケティング責任者ジェリー ワン氏だ。
国内のあらゆる機密データを保存するデータセンターの試験運用は2018年の2月に始まる。
デジタル化への進展で、バングラデシュのほとんどの人が今やテクノロジーに精通するだろうとワン氏。
「いくつかの課題に関わらず、バングラデシュはICTで大きな可能性を持っています。バングラデシュICT産業の年間成長率は約40%に達しています」
多数の外国人投資家が現在バングラデシュの通信部門の事業に関心を持ち、それはバングラデシュが通信事業の中心地になりつつあることを証明しているとワン氏はいう。通信部門の平均収益は年間で150億タカ(200億円)に上ると予測されている。
通信部門で最新インフラは開発されていないが、業界は海外投資に適応しているとワン氏。
2013年、バングラデシュの通信市場は30~40億ドル(3133~4177億円)と見積もられた。携帯電話事業が収入の90%を占め、ユーザー1人からの月の平均収益は2ドルだ。
政府の“デジタルバングラデシュ”という未来図との歩みの中で、国立データセンタープロジェクトはバングラデシュのICT開発への関心と理解を育て、バングラデシュ社会の情報アクセスを容易にすることを目的とする。
ZTEコーポレーションは160ヶ国に支店を持つ、通信ITソリューションの先駆者だ。データセンター建設では15年以上の経験を持ち、顧客のために環境に優しく、革新的で信頼性のあるデータセンターを建設してきた。
2014年、ZTEはティア4の国立データセンターをバングラデシュに設立する仕事を受注した。ティア4は信頼性、有効性、性能において最高水準だ。
「ここは南アジア地域全体で初めての安全データセンター、そして世界で6番目の安全データセンターとなるでしょう」
プロジェクトは2階立ての本館、安全性のため独立した施設の入り口、隔離された電力供給棟、広大な野外施設エリアを含む7エーカーの土地で行われる。
データセンターのインフラは最高水準の安全設計、防爆壁、耐震構造、省エネ技術を特徴とする。
「バングラデシュ政府に最新のIT施設やデータ保管サービスを提供し、国内外企業が専門のICTサービスで経済成長を助けるのを手伝うでしょう」
バングラデシュ通信株式会社とZTEコーポレーションの間で発表された合意を受け、バングラデシュは国内の通信ネットワークの大規模な拡大と現代化を勧める。ZTEはBTCLの通信ネットワークを向上させる事業を受注した。。
ネットワーク整備はBTCLのPSTNアクセス回線を使ったより広くて現代的で低価格に収まるIP電話、高速インターネット、テレビ電話やテレビ会議などのサービス提供を目的とする。この向上で国営通信会社は携帯電話他社との競合を可能にするだろう。
このプログラムの下、3つのプラットフォームがダッカ(Dhaka)、チッタゴン(Chittagong)、クルナ(Khulna)に設立され、新しい通信サービスが全ての管区、県、郡で可能になるだろうとワン氏。
固定電話ネットワークとコンピュータ通信の統合は新たなサービスを開発し、消費需要を刺激する大きな可能性を提供する。
通信産業は人々の生活水準を上げ、彼らのより広いコミュニケーションを促進することができるとワン氏は話した。
The Daily Star Oct 23 2016
http://www.thedailystar.net/business/national-data-centre-be-ready-2017-1302760
翻訳:米澤
#バングラデシュ #ニュース #データセンター #ZTE
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