
【The Daily Star】隣国インド同様、バングラデシュでも大雨が続き、国内北部、北東部、丘陵地帯の10県では洪水による被害が出ている。 12日にはコックスバザール(Cox’s Bazar)県のロヒンギャ男子2人を含む3人の子どもが溺死した。 洪水のため道路は分断され、影響を受けた県では数千人が立ち往生している。 今後(洪水による)河川氾濫地域は拡大するため、まだ最悪の事態にはなっていないと、洪水予報警報センターは警鐘を鳴らす。 昨晩遅く、ラルモニルハット(Lalmonirhat)県ハティバンダ(Hatibandha)郡では、大音量スピーカーを使って、ティースタ川堤防近くに住む住民数千人に対し、直ちに避難するよう呼びかけた。 当局によると、水位は安全レベルを86センチ超えたという。 「消防、警察、ボランティアの救助隊が警戒を呼びかけ、救出準備を整えています」 郡のサムウル・アミン長官は記者団に述べた。 12日夜、警察はウクヒア(Ukhia)の難民キャンプで、洪水によって流されたとみられるアンワール・サドクさん(7つ)と弟のアンワール・ファイザルさん(6つ)の遺体を発見した。 チャトグラム(Chattogram)県ファティクッチャリ(Fatikchhari)郡では、イマム・ホサインさん(12歳)が洪水によって溺死した。 ファティクッチャリ郡の30村ではおよそ20万人が洪水の被害にあっている。 洪水の影響を受けたその他の県は、ラルモニルハット(Lalmonirhat)、ガイバンダ(Gaibandha)、ボグラ(Bogura)、シレット(Sylhet)、スナムゴンジ(Sunamganj)、ネトロコナ(Netrokona)、バンボルドン(Bandarban)、ニルファマリ(Nilphamari)。 「気象台は今後数日間にわたって大雨を予測しています。 今後、洪水の状況が悪化する可能性があります」 エナムル・ラハマン災害対策相は述べた。 当局は危険があるとして、様々な河川の628カ所に警戒フラグを立てた。そのうち26カ所は極めて危険だとされた。 12日、ラルモニルハットでは新たな地域が洪水に襲われた。ティースタ川とダーラ川では水位が上がったため、60村のおよそ5万人が立ち往生した。 アディトマリ(Aditmari)郡のティースタ川近くゴボルドン地区に住むモザハール・アリさん(56歳)は、井戸が水没したため、深刻な飲料水不足に直面していると述べた。

The Sangu bursts its banks and inundates homes and business in Bandarban town. Photo: Sanjoy Kumar Barua
【後略】 Bangladesh News/The Daily Star Jul 13 2019 https://www.thedailystar.net/backpage/news/flood-hits-10-districts-hard-1770745 翻訳:吉本 #バングラデシュ #ニュース #洪水