女子学生、勉学に復帰

女子学生、勉学に復帰
輸出重視のバングラデシュ製衣料品の急増が以前より多くの女性が労働市場に加わるきっかけとなっている。

これらの多くの労働者には貧困と戦うためや、家庭の問題によりこの仕事を始めた上級中等教育修了生も含まれている。女性が能力を最大限に発揮し、未開拓の人材の宝庫を有効利用するためアジア女子大学(AUW)は"希望への道"という新しい取り組みを導入した。

このプログラムは自由教育をバングラデシュのRMG労働者に提供することが目的である。かれらの約束は人間性やリーダーシップの拡大だけでなく労働機会を増やすため女性に専門技術や知識を提供し女性の地位を向上させることである。

この取り組みはAUWの創立者のカマル アマッド氏の考えで、縫製工場で働いている何百万人もの女性が未開拓の可能性を体現していることを世界に証明することが主な目的である。

このプログラムは2016年1月から始まり、最近では30名以上の元RMG労働者の生徒がいる。プログラム発足前、AUWは縫製工場に出向きこのアイディアを売り込むことから始めた。

多くの場合、これらの女性は家族の中で最低所得者で仕事から離れることは彼女達の家族をさらに苦しめることを意味した。大学はまず選ばれた生徒達に給料の支払いを続けるよう工場側に求め、多くの工場が同意した。

学士号プログラムの課程に入る前に、選ばれた生徒はさらに2,3の英語や基礎科目に集中した授業に出席する。今年の7月、最初の生徒たちがAUWでの学問の探求を続けることを可能にするための厳しい試験を通過した。

元RMG労働者のフェンシー アクテルさんはこのプログラムに最近入学した生徒の1人である。「私はこんな機会がやってくるなんて1度も考えませんでした。大学のキャンパス内を目にするなんて思いもしませんでしたが、いま私はその大学で実際に勉強をしています」とフェンシーさんは話した。

HSC試験後、彼女は貧しい家族を養うために働かなければならなかった。フェンンシーさんはいまジャーナリストになることを夢見ている。

アジア女性大学は2008年の創立以来、常に女性の地位向上のために歩んできた。今回の取り組みはRMG部門全体の改革になるだろう。この素敵な取り組みについてもっと学ぶためにスター・ウィークエンドの金曜の記事を手に取ることを約束してほしい。

バングラデシュ/The Daily Star Nov 04 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/change-makers-back-studies-promise-freedom-1309354
翻訳:米澤
#バングラデシュ #ニュース #労働者 #女子学生