ニルファマリ(Nilphamari)県ジャルダッカ(Jaldhaka)郡ジャルダッカパイロット女子高校に、色とりどりの壁と防水シートを備える3つの天幕が登場した。一目見ただけでは結婚式や見本市、サーカス会場と勘違いしてしまう通行人がほとんどだろう。だが実際のところ、この天幕は現在進行中の初等学校資格証明(JSC)試験会場だ。
学校当局は指定されたJSC受験者全員を収容することができなかったため、この仮設試験会場を設置した。
ワレス アリ校長によると、先日ジャルダッカ郡教育委員会は学校当局に対し、近隣13高校から来る1544人のJSC受験者へ試験を実施するよう指示してきたという。
「これほど多くの生徒を収容することは困難でした。学校には1千人分ほどの余裕しかなかったからです。受験者全員を収容するため、天幕を設置する必要がありました」
学校は天幕の周りに巻く色とりどりの布と防水シートを、地元の装飾品店から借りてきたとアリ校長は話した。
月曜日、この仮設試験会場を訪れた特派員は、受験生が宗教学の試験を受けている場面を目にした。だが天幕には換気扇が無く、汗を流している生徒もいた。
「ここはとても暑いです」
アニタ ラニさん(コイマリハイスクール&カレッジ)は話す。他の受験生や試験監督のショーカト アリさんもラニさんに同調した。
ジャルダッカ郡のアシュファク ウズ ザマン教育官は、ジャルダッカパイロット女子高校の受験者数が収容能力よりもずっと多かったためにこのような事態が起こったと話した。
政府高官が試験会場訪問を簡単に、警戒視察も行えるようにするため、市内で試験を実施する必要があったとザマン教育官は話す。
ジャルダッカ郡教育委員会委員長でもあるザマン氏によれば、政府は試験を円滑に実施できるよう、市内に分離した試験会場の建設を検討しているという。
バングラデシュ/The Daily Star Nov 08 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/exams-under-marquees-1311208
翻訳:長谷川
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