バングラデシュはミャンマーと交渉中の海上輸送経路への強い取り組みを見せた。また南アジア諸国によってもたらされる大規模ビジネスの可能性を引き出すため、銀行ルートを確立する必要がある。両国の貿易機関は話した。
ダッカで明日から2日間に渡って開かれる第8回バングラデシュ-ミャンマー共同貿易委員会の会議の中で、接続可能性は優先されるべきであると貿易機関はいう。
「我々はミャンマーとの正式な取引ルートや、直接輸送する際の接続性を早急に必要としています。これらを決めるのにいまが適切な時です」
バングラデシュ-ミャンマー商工会議所のSM ヌルル ホック会長は昨日、市内のホテルで記者に話した。
「海上輸送ルートが発足すれば、バングラデシュ-ミャンマー間の貿易関係は新たな高みに到達するだろう」
バングラデシュがミャンマーと上手くやっているのに比べ、他の国々はミャンマーと距離を置いている。だが近隣国であるバングラデシュはこの機会をまだ十分に利用してない。商工会議所のM マスレ アズ ザーマン理事は話す。
「私たちはミャンマーと良い仕事ができます。優先的にこの問題を解決すべきです。私は大きなひと押しをする良い機会だと考えています」
2ヶ国間海上輸送ルートは、衣料品を含む製品をバングラデシュからミャンマーへ直接送る助けとなるだろう。
商工会議所によると、現在ミャンマーの消費者はバングラデシュ製衣料品をタイから仕入れているという。
「基本的な操業手順の草案はすでに完成している」
ザーマン理事は話した。
2ヶ国間のスムーズなビジネス操業のため、必要な施設を適所に配置する必要があり、関連省庁による対策的な取り組みがされるべきだとホック会長は話す。
「さらに信頼を築くため、いくつかの対策が必要です」
ミャンマーは現在、中央銀行参加国間の多国間実勢預金の地域内取引支払いを処理するアジア清算同盟(ACU)の議長国だ。
「国際基準と共に、一斉に支払ルートを明確化する良い機会です。いくつかの海外銀行はミャンマーに支店を開いています」
銀行ルート取引の実施に向け、現在の最大金額5万ドル(521万8450円)から提案金額である10万ドル(1043万6900円)へ、貿易の最大金額を増やす必要があるという。
ホック会長は文化交流、農業知識の伝達、投資問題、2ヶ国間の自由貿易合意への署名に関連した議題が話し会われると話した。
バングラデシュは衣料品、衣料小物、医薬品、電子電気製品、建築資材をミャンマーに輸出できる。
また世界中からミャンマーヘやってくる観光客の大きな流れがあり、バングラデシュはその観光客にとって延長された目的地として追加されうる。
「バングラデシュは簡単なビザやアクセスを可能にすることで、利益を得ることができる」
バングラデシュは香辛料、レンズマメ、魚、タマネギ、ニンニク、ショウガを安価でミャンマーから輸入することができる。
ミャンマーは木材が豊富だ。バングラデシュは国内の家具部門の需要を満たすため、海上輸送ルートの合意ができれば、木材をミャンマーから輸入することができる。ホック会長は話した。
バングラデシュ/The Daily Star Nov 08 2016
http://www.thedailystar.net/business/direct-shipping-line-needed-myanmar-says-chamber-1311346
翻訳:米澤
#バングラデシュ #ニュース #ミャンマー #海上輸送
関連