児童婚やセクシャルハラスメントに反対する、国連開発計画(UNDP)が支援する学校レベルの"レッドカードキャンペーン"は、先日国内7県の地方社会に新しい運動をもたらした。
生徒や教師、保護者、地域の人々の間に認識を形成し、この社会的脅威と闘うため、地方自治・農村開発・協同組合省の地方行政局(LGD)の下部組織、ウポジラ(郡)ガバナンスプロジェクト(UZGP)がこのキャンペーンを立ち上げた。UZGPが土曜日の報道発表で明らかにした。
今年9月の立ち上げ以来、現在まで7県で高校レベル啓発キャンペーンが合わせて80回開かれ、生徒や教師、保護者、地域の人々を8万人以上動員した。
キャンペーンの中で生徒たちは宣誓を行い、スローガンを唱え、児童婚とセクシャルハラスメントに対して"レッドカード"を提示した。地域の人々が大々的に動員されて刺激を受ける一方、教師や保護者、地方行政は社会におけるこの害悪の根絶に向けて固い決意を表明した。
今年12月まで、7県65郡自治体195の高校レベルのキャンペーン開催が計画されている。選ばれたのはキショルガンジ(Kishoreganj)、ブラフモンバリア(Brahmanbaria)、シラジゴンジ(Sirajganj)、クルナ(Khulna)、ボルグナ(Barguna)、スナムガンジ(Sunamganj)、ロングプール(Rangpur)の7県だ。
UZGP当局は児童婚とセクシャルハラスメントを防止するメッセージが書かれたレッドカードを用意し、生徒たちに配布した。地方行政に助けを求める時のため、カードには郡行政官(UNO)と副議長(女性)の電話番号も書かれている。
各学校には投書箱も設置され、学校レベルの防止委員会が結成された。
UZGPは2015年にも7県65郡130高校で同様の啓発プログラムを実施し、この問題と闘うため、地域の人13万人を動員した。
このプロジェクトはLGDが実施し、欧州連合(EU)やスイス開発協力機構(SDC)、UNDP、国連資本開発基金(UNCDF)が技術面や資金面の支援を行っている。
バングラデシュ/Prothom Alo Nov 12 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/128791/%E2%80%98Red-Card-Campaign%E2%80%99-creates-stir-against-sexual
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #児童婚 #セクハラ
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