コックスバザールで観光会議

コックスバザールで観光会議
バングラデシュは3日間の国際観光会議を開催する。会議では洞察力ある議論を通じ、感動させる旅行先を示す。とりわけあまり知られていない観光地を成長させるマーケティングや紹介を行う。

「太平洋アジア旅行協会(PATA)新観光フロンティア・フォーラム2016(NTFF16)」と呼ばれる会議は、世界最長の海岸線コックス・バザールで12月23から25日にかけて開かれる。

民間航空・観光省の監督下にあるバングラデシュ観光局(BTB)が"持続可能な観光ブランドの設計 - 責任ある沿岸地帯を建設するための統合アプローチ"をテーマにしたイベントを、ロイヤルチューリップシーパールビーチリゾート&スパで開催する。

会議には国内外から250人近い観光関係者が参加する。BTBのアクタルズ ザーマン カーン カビール最高経営責任者(CEO)はいう。

「今回の会議は、バングラデシュを世界中の旅行客の観光先とする機会をもたらしてくれます」

NTFF 2016は会議のテーマであるフェアトレードや遺産コミュニティの暮らし、沿岸海洋観光、遺産トレイル、ブランド構築とマーケティングに関するセッションを含む国内外の観光市場の議題に取り組むだろう。BTBの担当者はいう。

PATA NTFF16のパンフレットではバングラデシュは魅惑的な歴史、活気ある文化、砂浜、豊富な野生生物、豊かな動植物など、魅力的なものが組み合わさった国だと紹介する。

「特にコックスバザールは世界最長の途切れのない海岸線と、近接丘陵に住む少数民族のユニークなライフスタイルが組み合わさっています。チッタゴン産業港の南にあるコックス・バザールはバングラデシュ人に人気はありますが、海外旅行者はほとんど足を踏み入れたことがありません」

一方、PATA担当者3名からなる先行チームは、すでに会場とバングラデシュ政府による治安システムを点検した。チームはセキュリティ対策について満足感を表明した。

1951年に設立されたPATAは、アジア太平洋地域を行き来する旅行や観光の責任ある開発を促進する組織として、国際的に高く評価される非営利団体だ。

業界関係者によると、外国人を中心に22人が過激派によって殺害された7月1日のホールサン・アーティザン・ベーカリーのテロ攻撃後、観光産業は打撃を受けたという。

「今度のイベントはバングラデシュが安全な観光地になったことを、外国人に肯定的なメッセージで伝えるでしょう」
業界関係者は補足した。

バングラデシュ/Prothom Alo Nov 14 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/129111/Cox%E2%80%99s-Bazar-to-host-int%E2%80%99l-tourism-conference
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #国際観光会議 #コックスバザール