【The Daily Star】世界最大のマングローブ林でユネスコ世界遺産のシュンドルボン(Sundarbans)で、トラやシカの密猟などの犯罪をチェックするため、森林局はドローンを使って監視することにした。
また、トラが地域へ侵入することを防ぐため、森林の周りにネットフェンスを設置することも検討している。
インド森林局が森林の一部でこれらを実施して成功したことを受け、バングラデシュでも同様の計画が立てられた。
ハビブン・ナハール環境・森林・気候変動副大臣は、シュンドルボンを含む湾外地域の安全を強化するため、最新技術を使ってあらゆる種類の措置が講じられると話した。
地元森林局の関係者によると、シュンドルボンでは樹木の伐採、禁止に反した魚の捕獲、トラやシカの密猟など、さまざまな犯罪が進行中だという。
さらに、森の中や周辺では巨大な盗賊集団の存在がある。
そのような犯罪をチェックするため、ドローンを配備することを計画したと、森林局のアミール・ホサイン・チョウドリー副次長は話した。
「ドローンはシュンドルボンへの違法侵入、密猟、盗賊、禁止に反して魚を捕獲する人をチェックし、特定するのに効果的な役割を果たすでしょう」
森林局のデータによると、過去20年間に14頭のトラが地域に侵入し、住民に撲殺された。
このような状況の中、トラが地域に侵入するのを防ぐため、シュンドルボン周辺にネットフェンスを設置するのだと関係者は話した。
野生動物管理自然保護局クルナ(Khulna)管区のモディヌール・オーサン森林官は、この件に関し、政府にプロジェクト提案書を送ったという。
「シュンドルボンを最新技術で監視することもプロジェクトに含まれます」
シュンドルボン・アカデミーのラフィクル・イスラム・ココン顧問はバングラデシュ連合ニュースに対し、ドローンなどの最新技術はマングローブ林を守ることにも役立つと話す。
「ドローンを使うことで、シュンドルボン内部で何が起こっているかを監視することができます」
トラの飲み水や餌が確保できれば、彼らは地域に侵入することはないという。
「その上で、トラが地域に侵入しているかどうか、最新技術を通じて事前に知ることができます」
Bangladesh News/The Daily Star Sep 10 2019
https://www.thedailystar.net/backpage/drone-patrolling-underway-to-check-crimes-in-sundarbans-1798030
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #シュンドルボン #トラ #シカ #密猟 #マングローブ
関連