劣悪サービスに苛立ち

劣悪サービスに苛立ち
携帯電話利用者は昨日、携帯電話会社のサービスの質に関する公聴会の席についた。これはバングラデシュ通信規制委員会(BTRC)が開催したもので、この類の催しは初めてとなる。

携帯電話会社各社の代表者が不在の中、利用者はBTRCに対し、ネットワーク品質や通話切断、不要なSMS(ショートメッセージサービス)、データプラン、価格についての不満を伝えた。BTRCの役員はこれに対し、苦情には気を留めており、シャージャハン マームード会長率いる3人の委員会が必要な措置を取ると回答した。

旧ダッカ(Dhaka)から来た利用者のルベル ホサインさんは、ネットワークがキャリアに関係なく貧弱であることに不満を漏らした。

会社員のアブル バシャールさんは8月12日に全ての必要な手続きを終えたにもかかわらず、SIMが遮断されたままだと話した。
「グラミンフォンのカスタマーセンターには8回足を運びましたが、満足のいく結果ではありませんでした」

携帯電話会社は魅力的な電話番号を遮断し、一定期間置いた後、他の顧客により高値で販売する傾向があるとバシャールさんは訴える。さらにBTRCに対し、携帯電話会社を法的に拘束し、接続を正規価格で販売させるよう求めた。

公聴会には約1300人が参加を申請し、BTRCはこのうち420人を招待した。結局、バングラデシュ工学研究所(Institution of Engineers, Bangladesh)で開催された公聴会に参加したのは約200人だった。

マームード会長は公聴会を6ヶ月ごとに開催し、顧客からフィードバックを得ると確約した。

バングラデシュでは第4世代サービスが間もなく始まり、さらにBTRCは1月、番号ポータビリティ制を導入する。
「我々はお客様への恩恵を拡大するため取り組んでいます」
マームード会長は話す。

加入者のアミヌル イスラムさんは、各社が提供している夜間特別プランの停止を求めた。若者たちが夜間プランを利用するため、夜更かしするためだ。

学生のモニール ホサインさんは、BTRCは携帯電話会社に1ギガバイトの1ヶ月パックを50タカ(70円)で提供させるようにするべきだという。

「携帯電話会社がTシャツや帽子のようなギフトを送るのは止めるべきです。私たちが欲しいのはギフトではなく、サービスです」
加入者のワヒド ズバイールさんは話す。

起業家のカリド ブイヤンさんは、カスタマーセンターでサービスの質が低下したと話した。

さらに別の利用者は、バングラリンクに対し、30通以上のSMSを送ったが、同社のオファーは停止できないという。

ジャハンギールナガール大学のウンメ クルスムさんは、寄宿舎の中ではバングラリンクとエアテルの接続が利用できないと話した。

ジャーナリストのレザウル カリムさんによれば、ロビは過去2年間、いくつかの場所をフリーWiFiスポットにしたが、接続は一切利用できなかったという。BTRCのモハンマド アーサン ハビブ カーン副会長、委員のサレー アーマド ハキム氏、モハンマド ジャフルル ホク氏も公聴会に出席した。

BTRCは過去6ヶ月間で7561件の苦情を受け、この内2187件は携帯電話会社5社のサービスの質に関するものだった。

BTRCは電子メールやモバイル短縮ダイヤル2872からも苦情を受け付けている。

以前、市場最大手のグラミンフォンがフェイスブックを通じて"ミート・ザ・カスタマーズ"を2度開催し、顧客からのフィードバックを得ている。だが他社はそのような動きを一切行っていない。

グラミンフォンの役員は、フェイスブックの2度にわたる協議会の後、様々な措置を取って品質を改善したと話した。現在市場には1億1770万のアクティブSIMがあり、このうち6220万はアクティブなインターネット接続を持っている。

バングラデシュ/Prothom Alo Nov 23 2016
http://www.thedailystar.net/business/telecom-users-irked-poor-services-1319059

翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #携帯電話