内閣は昨日、児童婚を防ぐため、女子児童が結婚できる最低年齢を18歳に定めた草案を認めたが、その年齢以下の女子が結婚できる"特別な場合"条項は残したままだった。
女性権利団体は法案そのものに反する条項を取り消すよう求めた。
草案で男子は21歳かそれ以上であれば結婚でき、新郎が21歳以下、新婦が18歳以下、または両者ともその年齢に達していない場合、児童婚として法律違反とみなされる。
2年以上前、女子児童が結婚できる年齢を16歳まで引き下げようとした時、政府は高まる批判に直面した。政府は16歳の女子が両親の同意、または正当な理由に基づく裁判所の許可があれば結婚できる条項を法律に含むことを望んだ。
政府はそれとは逆の立場を取ったが、最終法案では特例の余地を残した。
政府は1、2ヶ月以内に、政策が草案に従って形成されるよう特例の根拠を練り上げるだろう。メヘル アプロズ チュムキ女性・児童問題担当国務大臣は話した。
議会で草案が通るのに、1ヶ月か1ヶ月半で済むよう彼女は期待を示した。
M シャフィウル アラム内閣事務官は閣議後の報道陣へのブリーフィング報告で、法案19項の通り、規定年齢以下の女子児童の利益となれば、児童婚は法律違反とみなされない。婚姻は裁判所の命令、両親の同意、それ以外の正当な手続きに従って行なわれると話した。
「そのような特例においてはいかなる犯罪も起きません」
そして裁判所や両親の同意の下、規定年齢以下で妊娠した女子児童の結婚は法律違反にあたらないという例を挙げた。
法案はそのような犯罪に対して罰則を増やしている。それによれば保護者や婚姻証明人以外の人物が児童婚に関わった場合、最大で懲役2年間、罰金5万タカ(7万1658円)の判決が下る。
さらに婚姻証明人のライセンスもはく奪される。
内閣事務官は成人が規定年齢以下の人物と結婚した場合、彼または彼女に懲役2年、罰金10万タカ(14万3315円)が課されると話す。
規定年齢以下の男子や女子児童が結婚した場合、彼らには拘留15日または罰金5千タカ(7166円)が課される。
もし裁判所が児童婚の中止命令を出し、集団が命令を無視した場合、彼らには最大懲役6ヶ月、罰金1万タカ(1万4332円)の判決が下る。
興味深いことに、法案の違反に関与した集団に間違った情報を伝えた人物も最大懲役6ヶ月、罰金3万タカ(4万2995円)が課される。
裁判所、簡易裁判所であっても、この法案の下で犯罪を裁くことができる。
出生証明書、国民IDカード、パスポート、PEC、JSC、SSCとそれぞれ同等の試験の学科試験証明書が、結婚する人物の年齢の法的証明書となる。
バングラデシュ・マヒラ議会のアエシャ カナム議長はデイリースターに対し、この条項はそれ自体が法律に反していると話した。
「我々は取り消しを求める」
水曜日、69の女性権利団体や開発機関から成る社会抑制委員会が、政府の特例条項を残す動きに抗議した。
チュムキ国務大臣は特例条項で"社会の現実"が加味されたと話した。
大臣は抗議を批判し、草案の可決前に全ての有権者の意見を聞いたことや、そのような条項は世界のどの国にも存在すると話した。
特例下で結婚できる人物の最低年齢が何歳になるのか尋ねられた大臣は、最低年齢は定まっていないと話した。
「多分12、3歳か15歳になるでしょう。年齢は重要ではありません。状況によるでしょう」
もしこの条項が残れば、法案はレイプを正当化したり、人々が悪質に利用できる抜け道を与えるのではという質問への答弁で、大臣はレイプは別の法律で裁かれると話す。
策定される政策は"特別な場合"の根拠を述べ、法制化する前にすべての既得権益者の意見を聞くと大臣は話した。
バングラデシュ/The Daily Star Nov 25
http://www.thedailystar.net/frontpage/girls-age-marriage-18-years-exceptions-1320139
翻訳:米澤
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