インド5プロジェクト承認

インドはバングラデシュが提案した鉄道、道路建設、発電などの主要部門における新たな5プロジェクトを承認した。融資限度(LoC)20億ドル(2238億円)以下で実施され、最終的に承認プロジェクトは9つになる。

「インドEXIM銀行は5プロジェクトの新たな承認について、財務省経済関係局(ERD)に書簡を送った」
ERD上級担当官は話した。

担当官(匿名希望)が話した承認済の5プロジェクトは以下の通り。
推定費用3億9600万ドル(443億2111万円。融資限度額3億1240万ドル=349億6443万円)のバングラデシュ・クルナ-ダーシャナ-ジャンクション間2車線道路建設プロジェクト。
推定費用1億4273万ドル(159億7463万円。融資限度額1億2004万ドル=134億3512万円)のバングラデシュ鉄道パトバティプール-クルナ間のメータゲージからデュアルゲージ線路への改修。
推定費用3億6631万ドル(409億9815万円。融資限度額2億1006万ドル=235億1033万円)のバラプクリア-ボグラ-カリアコイル400キロボルト送電線プロジェクト。

さらに推定費用8802万ドル(98億5137万円。融資限度額8800万ドル=98億4914万円)のモングラ、バゲルハット、ベラマラでのインド経済区設立プロジェクト。
推定費用7423万ドル(83億797万円。融資限度額5984万ドル=66億9741万円)の道路のインフラ建設・改修・維持のための機械設備調達プロジェクト。

9プロジェクトはインドEXIM銀行の承認を新たに受けた。約15億9600万ドル(=1786億2751万円)がプロジェクトの実施に必要となる。

この9プロジェクト総費用のうち、インド政府は12億2154万ドル(1367億1720万円)を出資し、残り3億7446万ドル(419億1031万円)は国庫から支出される。

別のERD関係者は、さらに2プロジェクトがインドEXIM銀行の承認待ちだと話した。この2プロジェクトは以下の通り。
新たに10万人の生徒の工芸学校入学のための設備建設プロジェクト(融資限度額2億4100万ドル=269億7320万円)。
県レベルでのITパークの建設(融資限度額1億9300万ドル=216億95万円)。

第10回検討会議がニューデリーで開かれる。インド・バングラデシュ両政府の関係者はLoCプロジェクト実施検討のため、早急に話し合いの場につくだろうと関係者。

まずインドはバングラデシュへ新第2期融資限度(LoC)20億の融資の下、4億3014万ドル(481億4213万円)がからむ通信部門4プロジェクトを承認した。

6月9日、政府は国内の様々な部門の14開発プロジェクトに対し、インドEXIM銀行と20億のインドのクレジットライン(LoC)を受け取る契約に合意した。

インド第2期LoCでは発電、鉄道、道路、交通、ICT、輸送、健康、技術教育部門における14の社会・インフラ開発プロジェクトが実施される。

新たな20億ドルのLoCは、インドがどの国に差し伸べたものより大きいクレジットラインだ。インドは2010年、最初の10億ドルのクレジットラインをバングラデシュに出資した。

新インド第2期クレジットは猶予5年の20年返済で、0.5パーセントのコミットメントフィー付の金利1%負担となる。新LoCのMoU(了解覚書)は昨年6月6日、インドのナレンドラ モディ首相がバングラデシュを訪問した際に締結した。

バングラデシュ/Prothom Alo Nov 26 2016
http://en.prothom-alo.com/economy/news/130529/5-more-projects-under-2-billion-Indian-LoC-get

翻訳:米澤
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