【The Daily Star】ここ1年半ほどの間、安価な輸入冷凍牛肉が国内市場に出回り、国産牛肉からの置き換えが進んできた。国内産業にとって重大な懸念事項となっている。
牛の流入が国境での取締りに直面して衰退したインド産が持ち直し、最大シェアとなっている。
国家歳入庁のデータによると、2018ー19会計年度、インドからバングラデシュに約60万頭の牛が入ってきた。2013-14会計年度は210万頭だった。
一方、税関データによると、2018-19会計年度の冷凍肉の輸入量は、前年の2倍以上の4999トンに増加した。今会計年度の当初2カ月(7-8月)で、すでに2千トンの輸入があった。
輸入急増の主な理由は価格差だと、バングラデシュハラール肉輸入業者協会(HMIAB)のシャミン・アーメド会長はいう。
南アジア自由貿易協定に基づく関税の恩恵で、インドの冷凍肉輸入に対する合計税率は13.75%で、他国の関税の半分以下となっている。
関税と税金を加えた後のインド産冷凍肉の値段は、ダッカで1キロ当たり平均320タカ(423円)、内臓部は125タカ(165円)で、国内産牛肉の現在小売価格530-550タカ(700-727円)よりはるかに安い。
低価格の輸入牛肉はコスト重視のレストランやケータリングサービス会社にとって魅力的だと、総合商社のコングロマリットであるアブドゥル・モネムの関連会社イグルー食品の事業主でもあるアーメド氏は述べた。
バングラデシュレストランオーナーズ協会のトーフィクル・イスラム財務責任者は、国内で屠殺された肉は高価なため、彼らは輸入骨なし肉を選ぶという。
だが、輸入急増は、新しく始まった業界の利害関係者にとって重大な懸念事項だ。
国内の多くの生産者は、主要な食肉供給元である近隣諸国の牛の輸出禁止後、肉の需要を満たすため、飼育や経営拡大を始めた。
畜産局(DLS)によると、その結果、バングラデシュは食肉生産で自給自足を達成した。
【後略】
Bangladesh News/The Daily Star Sep 27 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/foreign-meat-finding-niche-local-market-1805830
翻訳:吉本
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