地方再生可能エネルギー開発II

インフラ開発株式会社(IDCOL)はNGOと提携して、電力網が届かない農村地域に電力を提供する。

毎月、地方の5万以上の家庭が、政府の住宅用太陽光発電システム(SHS)プログラムにより電気を供給している。

NGOと提携して政府所有のIDCOLによって実装されたバングラデシュのSHSプログラムは官民パートナーシップ(PPP)の成功例である。

地方電化・再生可能エネルギー開発II(RERED II)プロジェクトは、再生可能エネルギー源を通してバングラデシュの農村地域に電気を供給する。

プロジェクトは、電力網を使うのが難しい、遠く離れた農村地域の37万7000世帯以上の家庭に電力を提供する。

電力需要を満たすために、世界銀行は現在、政府の要求に応じてさらに多くの資金調達をして、プロジェクトへの追加融資をする準備をしている。

世界銀行理事会の承認を得れば、追加融資はSHSプログラムの拡大を促進して、技術支援ができる。

また、RERED IIプロジェクトは電力を供給するために、遠い農村地域で再生可能エネルギーの小さな電力網も支援する。

現在、合計容量約1MWの新しい電力網を検討中だ。

目標として、小さな電力網が農村地域の経済活動に貢献することが期待されている。

プロジェクトは、国際開発協会(IDA)からの信用補完、世界銀行の譲許的融資に加えて、ミニグリッド方式に助成金のサポートを提供するために、米国国際開発庁(USAID)からの助成金の支援を受けた。また、ディーゼルランポンプに代わって、およそ100の太陽灌漑ポンプの設置も支援した。

太陽灌漑ポンプは農民の灌漑コストを削減して、ディーゼルを輸入する外貨を節約できる。また、再生可能なエネルギー源の利用により、温室効果ガスの排出を削減できる。さらに、Bangladesh Climate Change Resilience Fund(BCCRF)は、太陽灌漑ポンプの部品に1000万米ドルのマッチング・グラントの支援を提供してきた。

バングラデシュの2800万以上の世帯は、非効率なストーブで従来のバイオマス燃料を使用している。

RERED IIプロジェクトの支援を受けて、IDCOLはストーブから排出される汚れた空気を改善する、コック・ストーブ・プログラムに乗り出した。

コック・ストーブ・プログラムを実行するために、49のNGOがIDCOLによって選ばれた。

プログラムはまもなく実施されることになる。