失業者か不完全雇用の若者たち、特に学校中退者は、官民共同で作られたプログラムで職業訓練することで、将来のバングラディッシュの発展に役立つ労働力となる。
バングラデシュの若者のほぼ3分の1は、潜在的労働力ながらバングラディッシュの発展に未使用または活用されず、失業者か不完全雇用のいずれかになっている。
女性の場合、彼女たちの教育成果にも関わらず、男性より失業率が悪くなる。
だが全人口の4分の1以上を占める15~29歳の若者が教育を受け、よく訓練されれば、国の宝になることができると専門家は述べている。
このシナリオに沿ってバングラデシュでは、世界人口デーの今日、世界の他の国々とともに「すべての若者に明るい未来を」というテーマが設定された。
「バングラデシュは若者人口を楽しんでいる」と、バングラデシュの国連人口基金(UNFPA)の代表は語る。
「個人や家庭に、地域社会や国家レベルでの情報に基づいた行動をとる知識やスキル、機会が与えられれば、今の若い人たちは、今までにない包括的で持続可能な開発の先頭に立つ可能性がある 」と彼女は付け加えた。
国連人口局の2012年更新版の世界人口の見通しによると、バングラデシュ(東パキスタン)の若年人口は1970年24・8パーセント、1990年28・4パーセント、2015年には28・7パーセントになる。しかし国連人口基金の予測によると、若者人口の割合は2055年に18.1%に下がる。
人口と家庭の国勢調査2011年によると、潜在的な労働力集団にしめる若者の32%が、失業者か不完全雇用のどちらかだ。
国勢調査によれば、すべての労働者グループの中の15~19歳の若年労働力の失業者率がもっとも高く、35歳以上の4倍となっている。バングラデシュの完全失業率は4.53パーセントだが、若年男性失業率は6.8%、若年女性失業率の8.5%だ。
バングラデシュ開発研究所のリサーチディレクターRushidan・イスラム・ラーマンは、学校の中退者が雇用されていないと述べた。
「様々なタイプのスキルトレーニングは、学校を中退し、雇用されていない若者が利用すると実用的で役に立つ」
「これは官民共同のパートナーシッププログラムを通じてできたもので、雇用者の期待するものとなっている。将来の雇用需要に繋がるものだ」
彼女は述べ、技能訓練への投資は、海外で働きたい若者を対象にすることができると付け加えた。
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