アジア開発銀行、若年労働者育成のため1億ドル提供

アジア開発銀行(ADB)は、若年労働者の技能の取得と生産性の向上を目指し、バングラデシュに1億ドルを提供する。

このプログラムは、2021年までに125万人の若年労働者を訓練する優先プログラムで、注目されている。 

水曜日、政府とADBは貸付契約を交わした。

経済関係課(ERD)の共同事務局長Saifuddin・アーメドと、ADBバングラデシュ駐在員事務所ディレクター樋口azuhikoは、市内のシェールーバングラナガルのNECーⅡ会議室で合意を結んだ。

支援は、ADBが、雇用投資プログラム(SEIP)だと承認したマルチトランシェ融資ファシリティ(MFF)の3.5億ドルの分割払込金(トランシェ)だ。

残りのADB支援2.5億ドルは、 MFF期間中に利用されることが期待されている。

「援助は、政府の努力でスキルや生産力、収入を上げ、バングラディッシュをリードする中産階級を作ることで支援される」と樋口ディレクターは言う。

SEIP下、最初のトランシェ援助は、40,000人の女性と障がい者を含めた恵まれない人々を対象とする。

また3つの省庁に属する32の公共訓練機関、 9業界団体、マイクロクレジット機関PalliーカルマSahayak財団(PKSF)、バングラデシュ銀行中小企業部門を援助する。

全体的なプログラムは、 2021年までに125万人以上の若者に使用可能な技能を取得させることだ。プログラムは15の優先順位の高い技能トレーニング、衣類や繊維、皮革、建築、光工学、情報技術、造船の6部門を援助する。プログラムの主要な目標は、就職率を現在の約40%から約70 %へと後押しすることだ。

プログラムは2015年まで、技能訓練を高める国家人的資源開発基金の立ち上げの手助けをする。プログラムはまた、能力開発のための新しい省庁や機関を設立する政府の計画を援助する。

SEIPの総額は10億7000万ドルだと推定される。プログラムはADBの支援 3.5億ドルに加えバングラデシュ政府から2億ドル、スイス政府からの3000万ドル、他の開発パートナーから4億ドル、民間からの9000万ドルによって補完されることが期待されている。

ADBの融資の最初のトランシェ(分割払込金)は1億USドルで、 5年間の猶予期間を含む25年間、年率2%の金利となる。

マニラに拠点を置くADBは、包括的経済成長、環境的に持続可能な成長、および地域統合を通じて、アジア・太平洋地域の貧困削減に取り組んでいる。

1966年に設立され、48地域の67のメンバーからなる。 2013年、 ADBの援助は66億米ドルの協調融資を含む、210億ドルとなった。