国際金融公社、バングラデシュで事業立ち上げを目指す

世界銀行グループメンバーであるIFC(国際金融公社)の主席職員は、雇用創出と経済競争力を高める事業の立ち上げを目指して、バングラデシュ銀行総裁と会合を行った。


南アジアIFCの地域ディレクターは今週、バングラディシュの急速で包括的かつ持続的な経済成長の構築に向けたIFCのコミットメントを再確認するため、中央銀行総裁と会合を持ったと述べている。

「我々はバングラデシュの競争力を向上させるため、雇用創出の拡大、電力、エネルギー、運輸業を含めたインフラの構築、既製服部門でのより良い労働条件のサポートに向けて取り組んでいる」Devieuxは述べた。

バングラデシュIFCの仕事は、極度の貧困の撲滅や共存共栄を後押しする世界銀行グループをサポートすることで、この2年でIFCは国に10億ドル以上投資した。

当連結会計年度において、IFCは期日まで12のプロジェクト、おおよそ4億ドルを支出することを約束した。これらは天然ガス資源開発支援、信頼性と安価な電力供給のプロジェクトへの資金提供で、貿易金融、国内民間企業のための効率的な運転資金の拡大をも含まれるとリリースは述べている。

世界の貧困層の5%を抱えるバングラデシュは、IFCの諮問プログラムを持つ最大の特定国の一つだ。IFCは、2002年、英国政府とノルウェー開発協力庁が共同で始めた南アジア企業開発ファシリティプログラムを仕上げているところだ。

プログラムは農家と極小、中小企業の所得増加を助け、1億6000万ドルを越える収益をもたらした。また民間企業に推定1400万ドルの節約を生み出し、約84,000トンの二酸化炭素排出量の減少に繋がった。

IFCは、持続可能なエネルギー、発電、流通、経済特区、港湾、内陸輸送、金融セクターにおける投資プロジェクトなど、多くの成長するパイプラインを持っているとリリースは追加した。