カレッジ十一年生のイラニ・Akhterは、出産時の姉の死をきっかけに、妊産婦のためのボランティアをしている。その活動を認められた彼女は仲間とともに、“ジェンダー平等に関するアジア太平洋会議と女性の権利:北京+20レビュー”に参加することになった。
イラニ・Akhterは、バングラデシュ南西部の国境に近いSatkhira県にあるカレッジの十一年生だ。
だが彼女はSushilgati村の同じ年齢の子どもたちとは随分違う。
彼女は勉強とは関係のない、妊娠・出産時の女性を医療センターへ連れていくボランティアをしている。
助産師が未熟なまま自宅で出産することは、バングラデシュの妊産婦死亡の主要な原因だ。
彼女もバングラデシュ各地で頻繁にみられる、持参金や児童婚に反対している。
彼女の仕事ぶりは、男女平等に関するバンコク地域の集まりで、同じ村の別のボランティア十学年のタマンナ・Khatunとともに知られるようになり、バングラデシュのUNAIDS事務所の注意を引いた。
彼女たちが副業イベントで話したあと、国連地域本部関係者が突然、“ジェンダー平等に関するアジア太平洋会議と女性の権利:北京+20レビュー”に参加するよう通知してきた。
「私はこんなこと、考えたことがなかった」
積極的なAkhterはこの年で参加できる喜びを、bdnews24.comにそう表現している。
「彼女たちは我々のゴールデンガールズだ」
彼女たちが所属するNGOコミュニティヘルス財団のラビン・ラーマン顧問は述べた。
NGOは、彼女たちに対し、妊娠中や出産時、どのような状況で何を家族に伝えるかなど、基本的な知識を教えた。
そして彼女たちは「彼らに何の支払いもないまま、完全なボランティアとなった」と彼女は述べる。
Akhterは、2年前に訓練を受けたという。
「私は村で出産時の女性の大変さを見てきた。私は女の子で、私が何かする必要を感じた」
彼女もまた、衝撃的な物語を持っていた。
彼女の姉は出産中、とても若くして死んだ。 「私の両親はそれを話してくれた。それは私の心に非常に重くのしかかっている」
バングラデシュはMDG(国連のミレニアム開発目標:Millennium Development Goals)5(妊産婦の健康の改善)達成を目指している。今のところ10万人あたり少なくとも194人の女性が出産時に死亡する。
出産時の死亡は、30%の女性しか熟練した助産師がそばにいないことで起こる。
「村の女性は出産を自宅でしたいと考えている。私は彼女たちを説得している。 もしできなければ、熟練した助産師を確実に付き添わせるようにしたい」と彼女は述べた。
誰であれ女性がそうしたいと言った場合、病院に滞在する覚悟があるので、彼女の説得は力強い。
「私たちの両親は私たちを助けてくれる」彼女たち両方ともそう言う。
政府はコミュニティベースでスキルを持つ助産師を訓練してきたが、直近の妊産婦死亡率の調査で、出産への寄与はわずか2パーセント程度であることが判明している。
妊娠中の妊産婦検診を医療機関で確実にすることは、母体の危険を察知し、安全な出産準備のための鍵となる。
関連