政情不安で国家予算を1200億Tk縮小

政府は政情不安が手に余るとし、今年度の国家予算から1200億Tkの縮小を決めた。

アブル・マール・アブドゥル・ムヒト財務大臣は、火曜日、ダッカ市内で行われたNGO代表者たちとの事前予算会議で、このことを口外した。

大臣は言う: 「2014~15年度予算サイズは2・5兆Tkだった。今、政府はそれを2・38兆Tkに縮小した」

理由の説明としてムヒト大臣は「12月までは、バングラデシュの(GDP)成長率は7%を超えることを信じていた」

「しかしBNPが主導する同盟の暴力的な政治により、今それが可能ではないと判断した。それが予算を改訂する理由」
 
政府はすでに年次開発計画(ADP)を8031・5億Tkから7500億Tkへカットした。
 

<財政赤字は5%以下にとどまる>

ムヒト大臣は2015~16年度予算は3兆Tk程度になるだろうと言う。

「私たちはこの時も赤字予算について発表しなければならない。それ(赤字)は今年度の予算のように、5%以下にとどまるだろう」と付け加えた。

政府は2014~15年度で5%、2013~14年度で4・6%の赤字予算を見積もった。

だが2013~14会計年度の赤字は予算改訂のなかで5%に膨らんだ。
 

<人的資源と社会発展を優先>

ムヒト財務大臣は新しい予算で、人的資源と社会発展を最も重要視する。

ムヒト大臣は言う: 「私たちは今までエネルギーや運輸通信部門に優先順位を与えてきた。これからは優先順位をシフトしたい」