バングラデシュ国内の穀物バイヤーが、一トンあたり運賃保険料込みの243・69ドルで落札し、フランス産小麦を5万トン買った。月曜日、国内の購買代理店の担当者が明らかにした。
「フェニックスコモディティは先週契約を調印し、貨物がフランスからやって来ている」
担当者は述べた。
今年フランスは、バングラデシュへの小麦の主要供給国として浮上してきた。ユーロの下落や運賃の値下げは、雨の影響で2014年産作物が少なく、必要数を満たすことのできなかったパン小麦の輸入業者やアジアのバイヤーへ小麦を売ることの、追い風になっている。
2月、フランス産小麦8万8千トンがバングラデシュに到着したが、それが今シーズンの初出荷だった。それ以来多くの貨物が到着し、ロイターが収集した港湾データによると、4月8日時点で24万8千トンの貨物が入ってきた。
業者らによると、民間の輸入業者もまた、より質の高い小麦とブレンドした国民消費用の飼料小麦を買っていると言う。
国内の小麦バイヤーは、ここ一ヶ月以上の間に二つ落札し、ブラジルから約10万トンの小麦を受け取ったと別の担当者は言う。
アグロコープは、10%のたんぱく質を含んだ小麦5万トンを入札するため、運賃保険料込み最低価格でトンあたり238・28ドルを提示した。
フェニックスコモディティは、12・5%のたんぱく質を含んだ別の小麦5万トンを入札するため、運賃保険料込み最低価格でトンあたり247・09ドルを提示した。
バングラデシュの国内穀物バイヤーは、2015年6月に、小麦90万トンを輸入する計画を立てている。
それに加えて民間業者は、400万トン以上ある年間需要のため、250万から300万トンの小麦を輸入する。バングラデシュの国内生産は約100万トンだ。
小麦の消費量が上昇している一方、バングラデシュ1・6億人の主食はコメのままである。
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