難破船の生存者や国際社会からの警告にもかかわらず,壊れそうなボートに乗って地中海を横断するガンビア人は,自らの生命を危険にさらしてでも,ヨーロッパでの新しい人生という自らの夢を放棄することを拒んでいる。 悪夢のような砂漠の旅程,悪徳商人による虐待,親戚縁者の溺死など,首都バンジュールではこの旅の過酷さが語られてはいるものの,希望者を諦めさせる唯一の手段は単に「手数料の支払いができない」ということだけだ。 「Gambian migrants undeterred by horrors of Med crossings」 The Prothom-Alo 23 May 2015