南ダッカにゴミ箱設置

空になったペットボトルを手に、アミニル イスラムは捨てる場所がないかとあたりを見回した。彼は通りに一つあるゴミ箱を見つけ、ペットボトルをそこに落とした。彼はそれ以外に選択肢はなかった 。 

これはダッカ市民 が想像する最も普通のシナリオだ。 しかしサイード ココン(Sayeed Khokon )南ダッカ市長 はそのシナリオを改めるため、動き出した。

南ダッカ市は今年中に市内に1万5千の小さなゴミ箱を設置することを決めた。

「私たちは街をきれいにするキャンペーンの一環として、すでにゴミ箱の配置を始めました」
ココン市長は言う。
 
南ダッカ市は今年から街をきれいにする啓発キャンペーンを開始した。その中で市民があちこちにゴミを放り投げないよう訴えている。

市民はゴミ箱を使っているようだ。だが矛盾する風景もある。小さなゴミ箱が設置された地域にある大きなゴミ箱から、ゴミがあふれ出しているのだ。

オールドダッカではゴミ集積ステーションを作る土地を取得していない。だが人々の視線を避けるため、鉄のフェンスでゴミ箱を囲むことになるだろうと市長は言う。

南ダッカ市は10のゴミステーションの建設を始めた。土地が取得できるのであれば、もっと多く作る予定だと市長は付け加えた。
 
南ダッカ市のキンドカル ミラトゥリ(Khandokar Millatul)イスラム廃棄物管理チーフ補佐は、人通りが多い場所を優先し、すでに1700のゴミ箱を設置したと言う。市民の反応を尋ねられたチーフ補佐は、ゴミ箱を使っているが、家庭ゴミを持ち込む市民もいる。ゴミ箱はペットボトルや包装紙など、軽量のゴミを捨てるためのものだと答えた。

設置されたゴミ箱は毎日午後7時に集められる。

The Daily Star Apr27 2016
http://www.thedailystar.net/city/waste-bins-make-cleaner-south-dhaka-1215094