学生による火星探査車

バングラデシュの学生の3チームは、世界最大の探査車競技会である「大学ローバーチャレンジ(URC)2016」の地上探査車部門で、上位の30チームに入った。

6月2日~4日にかけてアメリカ南部ユタ州にある火星砂漠研究基地で行われる、火星協会が主催するURC決勝戦で最優秀賞をとった探査車は、いつか人間の生息地になる可能性のある火星探査へ行く宇宙飛行士を支援するだろう。

バングラデシュのチームはアメリカンインターナショナル大学(AIUB)のAIUBロボットクルー、バングラデシュ工科大学(Buet)のインタープラネター(Interplanetar)、イスラム技術大学(IUT)のIUTマーズローバーである。

3チームは米国の11チーム、カナダの4チーム、エジプトの1チーム、インドの3チーム、ポーランドの7チーム、韓国の1チームの合計27チームと競うことになる。

私たちは申し込みをしてから探査車を設計した。その後実地競技レベルに到達するため、重要な設計審査ステージに合格しなければならなかった。IUTマーズローバーメンバーのサクハワト フセイン サキブ(Sakhawat Hussain Sakib)さんはいう。

米国航空宇宙局(NASA)の1組織である火星協会によると、初日はユタ砂漠の火星のような地形で、探査車の操縦性と機動性をテストするショートコースで最速タイムを競う。

上位15チームがアレス(Ares)決勝に進出し、優勝を目指してさまざまな作業で競う。残りのチームはその後、同様に刺激的な競技であるフォボス(Phobos)決勝に進む。

IUTコンピュータ理工学部のモヒウディン カーン(Mohiuddin Khan)准教授は、ここ数年でロボット工学はバングラデシュで非常に人気となっているという。

学生はURCについて楽観的であるが、機器や後援を手配する困難に直面している。我々は企業部門と当局が科学的なベンチャーを見つけ、援助してくれることを願っている。バングラデシュ工科大学(Buet)のカレダ ビン モイヌディン(Moinuddin)さんは述べた。


The Daily Star April 28 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/local-students-could-make-mars-rover-1215724