趣味が仕事に

パブナ県フォリプール郡ラタンプール(Ratanpur)村に住むハフィズル(Hafizur)・ラーマンさんは、川で趣味を見つけた。彼は趣味だと思っていたが、それがちょっとした稼ぎになることは予測できなかった。

2010年、チャンドプールへ旅行したとき、彼はダッカティア(Dakatia)川におかれたボックスで魚が育てられているのを見た。
「家に帰ったらそばにあるボラル川で同じようにしようと思いました」
彼はいう。

2011年、彼は20×10×6フィートの鉄の棒とネットできたボックスで魚を育て始めた。各々のボックスには2万Tkかけ、少なくとも千匹の稚魚を入れた。 趣味は成功し、最初に得た20万Tkでボックスの数を40個追加した。

「50個の箱に5万匹のテラピアがいます。およそ6ヵ月後、彼らの体重は最高で500グラムになります」
ラーマンさんは少なくとも4万キログラムの成魚を、このプロジェクトから作り出すことができる。彼の所得は120万Tkになる。

「魚を川の中のボックスで育てることは生産コストを下げます。流れる川の水が彼らにとって好都合なので、特別な薬を必要としません。私は成長を促進するため、乾いた餌を与えるだけです」
他にも池を作るための土地を買ったり、掘ることに対する出費がかからない。

1つのボックスは1万5千Tkのコストがかかり、4万Tkの売り上げを得られる。この育成方法は必要経費を最小限に抑えながら収益を最大化するスタイルであるとラーマンさん。

この努力はラタンプールの村民に感銘を与えた。昨年からラーマンさんに続き、ラザックさんがボラル川でボックスを使った養殖を始めた。 彼はすでに40のボックスを持ち、今年、最低でも80万Tk得ることを期待する。

「ラーマンさんはボックス養殖で大成功を収めました。これは伝統的な養殖の代わりになるようなプロジェクトで、ちょっとした養殖革命と言えるでしょう」
県の漁業役員であるアブドゥル・ジャリル(Jalil)さんはいう。

「多くの失業中の村民はボックス養殖を始めています。そして手っ取り早い利益を狙います」
努力を認められて国家賞をもらったラーマンさんは胸を張った。

The Daily Star April 29 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/hobby-turns-out-be-fortune-1216270