ハサヌル・ハク・イヌ情報大臣は政府が多様なメディアのニュースを監視するため、“メディア監視センター”の設置準備に向けて動き出したと議会で語った。
イヌ大臣は監視センターの設置方法や設置時期、運用方法については明らかにしなかった。情報省官僚のコメントもなかった。
議員からの質問に対してイヌ大臣は、一部のメディアやブログが異なる宗教や思想に否定的な記事を書くことにより、社会に溝を作ろうとしていると述べた。
与党アワミ連盟のピフ・カーン議員は、一部のオンライン新聞やソーシャルメディア、ブログが宗教を利用して国家の不安定化を狙っていると主張し、“陰謀”を阻止するため、情報省がやろうとしている方法を質問した。
イヌ大臣は宗教的な感情を傷つけ無政府状態を引き起こそうとする挑発行為、もしくは“陰謀”に対し、非常に厳しい姿勢を取ってきたと返答した。
オンラインニュースポータルサイトの監視に関してイヌ大臣は、オンラインメディアは将来登録制となり、関連ガイドラインが策定中であると述べた。
近年急増しているブロガーや作家、大学教授、非宗教の活動家の殺害を受け、数名の大臣は、一部の人物が世俗主義の名のもと、異なる宗教や思想について好ましくない物を書いているという。
大臣らはいかなる宗教を傷つけることも政府は許容しないだろうと警告した。
The Daily Star May 05 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/govt-watch-news-media-1218814
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