Rows of rickshaw-vans with empty jars wait for their turns to be filled with water in the Bandartila area of Chittagong city, where cashing in on the city’s ongoing water crisis, some unscrupulous domestic consumers are selling water from their connections. Photos: Minhaj Uddin
「水~、水はいらんか~い」
ロビウル ホサイン(Robiul Hossain)さんはベルを鳴らしながら、チッタゴンパテンガ地区をゆっくりと走り回る。
ロビウルさんは長年にわたり、水の入った容器を1本25Tkで販売している。この仕事は稼ぎがいい。リキシャに15本積んだ水が全て売れれば100Tkの収入になる。
「水売りはもっと稼ぐことができます。普段はパテンガやハリシャハル、チャルパラで商売をしていますが、水不足で商売になれば何回でも行き来します」
水を飲み、汗をぬぐいながらロビウルさんはいう。
家族のため、熱心に働くことは素晴らしい。だが問題はこの水が一部の不心得者から手に入れた違法なものだという事だ。彼らは上下水道公社(WASA)から家庭向けに供給されている水を不法に販売して住民を苦しめ、WASAに大きな損失を与えている。
「週に1、2回は水道から水が出ますが、それすらも水商人が持って行ってしまいます。商人たちはポンプを使い、大きなタンクに水を貯めるのです」
パテンガの鉄工所地区に住むアブル ホサイン(Abul Hossain)さんはいう。
「ここ2年間、月173Tkの水道料金を支払っているにもかかわらず、一滴の水すら手に入りません。独占をやめるよう水商人たちに必死に頼みましたが、彼らは話を聞いてくれませんでした。水道料金を請求に来るWASAの職員にも訴えましたが、上手くいきませんでした」
ホサインさんは付け加えた。
チッタゴンWASAのバンダーティラ地区水道メーター検査係のモハンマド バシャル(Md Bashar)さんによると、水が手に入らないにもかかわらず、少なくとも300~350軒が最低限の料金を支払わされているという。
「水の違法商売は歳入事務所の上官に何度も報告をしているので、すぐに対策を取るはずです」
南ハリシャハル地区で議員を務めるジアウル ホック スモン(Ziaul Huq Sumon)さんによると、WASAは同地区の住民約5万人に向けて水を供給しているという。
The Daily Star May 11 2016
http://www.thedailystar.net/city/illegal-water-trading-rendering-chittagong-city-drier-1221955
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