ネパールは輸送物資を運ぶため、チッタゴン港と鉄道のルートを使用することに関心を示している。ネパールがそのルートを使用することは、最終的に二国間貿易を後押しすることになる。
昨日、ヘダエトゥラー アル マムーン(Hedayetullah Al Mamoon)商業省首席秘書官が述べた。
ネパールは昨日ダッカで終了した、第三回商業事務レベル会議でその要望を出した。
バングラデシュも地域接続性を高めることを目的にしたバングラデシュ、ブータン、インド、ネパール四ヶ国(BBIN)協定の下、チッタゴン、パイラ(Payra)、そしてモングラの三港をネパールが使用することを検討している。
両国は観光の可能性を引き出すため、両国間の観光パッケージ「最高峰から最長ビーチへ」を開始することでも合意した。
両国の観光客のため、ビザシステムはさらに簡素化されるだろう。
EUや米国の地域貿易圏取引は50%以上だが、南アジア8ヶ国間の域内貿易はほぼ5%であるとマムーン氏はいう。
BBINが始動したら接続性が良くなり地域貿易が増加するであろう。
バングラデシュはネパールへの輸出項目のうち、魚、ポテトチップ、ウェハース、建設資材、冷蔵庫、鉛蓄電池、衣類、プラスチック製品、セメント、タバコ、トマトソース、ビスケットなど56項目に関税優遇を求めた。一方バングラデシュはネパールの108製品に対して免税を申し出た。
代表団はバングラデシュとネパール間の通行貨物輸送の在り方と、カーカルビッタ-パニルタンキ(Panirtanki)-フルバリ(Fulbari)商業ルートの本格的な始動についても議論した。
またお互いの貿易フェアへの参加、観光部門の改善、ネパールによる水力発電への投資、医薬品の登録プロセスの簡素化、バングラデシュの商社とネパールの公的商社 間の覚書への署名などを行った。
マムーン氏とナインドラ プラサド ウパディアヤ(Naindra Prasad Upadhyaya)ネパール商業省長官が、それぞれの国の代表を務めた。
The Daily Star May 12 2016
http://www.thedailystar.net/business/nepal-looks-use-ctg-port-railways-1222258
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